6月2日のパチンコ新台でもっともユーザーに期待されている機種は⁉【新台AIレビュー】

AIレビュー

新機種についてネット上の評価を拾い集め点数化した「AIレビュー」についてのコラムをお届けします。

「AIレビュー」とは、その機種におけるネット上の評価・コメントを拾い集めて点数化したもの。ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い=ユーザーの評判が良い」「点数が低い=ユーザーの評判が悪い」と思ってください。

「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。打つ前の指針になるかなと思っています。

今回は6月2日より導入されるパチンコ新台11機種を「導入前評価」の総合点によるランキング形式で紹介したいと思います。

AIレビューの点数や詳細なポジティブ・ネガティブ意見は新台ページからも確認できますので、ぜひ見てください。

新台情報・AI評価

パチンコ

1位 PA海物語3R3(三洋物産)

AI評価データ

総合78点
演出85点・スペック75点・出玉性能70点・ゲーム性80点・ファン満足度80点

長年愛されてきた海物語シリーズの伝統的な安心感と、新しい遊技体験を提供する革新的な要素を融合させようというメーカーの意欲が感じられる機種と評価されている。特に、初代『海物語3R』の雰囲気を再現した「1999年版モード」による懐かしさ、そして多岐にわたる詳細な「カスタム機能」によるプレイヤー個々の嗜好への対応は、多くのユーザーから高く評価される可能性を秘めています。これらの要素は、既存ファン層の満足度向上だけでなく、新たなファン層の開拓にも期待される。しかし、大当りの大半が5R(約450個)であり、10R(約900個)の比率が5%と低いことから、一回の大当りにおける出玉感に対しては一部ユーザーから不満の声も聞かれる。
新機能である「ラッキーウィンドウ」は、物理的なギミックと連動した新しいゲーム性として期待される一方で、実際のホール環境における視認性や実用性、そしてプレイヤーにどれだけ受け入れられるかは、導入後の稼働状況を見守る必要がありそうだ。

2位 デジハネPモンスターハンターライズ(銀座)

AI評価データ

総合77点
演出73点・スペック68点・出玉性能75点・ゲーム性70点・ファン満足度70点

主なセールスポイントは、大当り確率約1/99.9、RUSH突入率約50%、そしてRUSH継続率80%というバランスの取れた甘デジスペックであり、特にRUSH中は全て約500個の出玉が得られる点と、80%という高い継続率は大きな魅力とされている。さらに、RUSH初回から使用可能な「心眼スキル」と、それに伴う2種類のRUSHモード選択は、プレイヤーに遊技のテンポや戦略の自由度を与える革新的な試みであり、これがユーザーに受け入れられれば、本機の評価を大きく高めるだろう。
しかし、前作で課題とされた通常時の演出バランスやゲーム性の単調さが、本機でどの程度改善されているかに大きく左右されそうで、もし通常時の遊技体験が魅力的でなければ、いくらRUSH性能が高くともプレイヤーの継続的な支持を得ることは難しいかもしれない。

3位 デカスタ P戦国無双(ニューギン)

AI評価データ

総合76点
演出78点・スペック75点・出玉性能80点・ゲーム性75点・ファン満足度70点

「デカスタ」による通常時の高い回転効率で、「無双回転」「爽回感」といったストレスフリーな遊技体験を提供する可能性。LT非突入時の下位RUSHにおいても、継続率約80%、平均獲得出玉約812個という十分な性能でLTに依存しすぎないバランス。LT突入時のスペックは現行機の中でもトップクラスの出玉性能で、先読み演出やLT中のバトル勝率などプレイヤーが遊技性を細かく調整できるカスタム機能が特に評価されている。
反面、「LTへのハードルの高さ(LT突入は初当り時の1%、もしくは下位RUSH中の8%)」、「デカスタ」による高速消化の代償として、通常時の演出が単調になる可能性と、ホールの扱い(釘)が特に気になるとユーザーから指摘されている。
本機の長期的な稼働を支えるのは、やはりLT「超戦国RUSH武将乱舞」を体験したユーザーからの肯定的な評価と、LTに到達できなかった場合でも下位RUSHで十分に楽しめたという満足感で、この二つの要素が稼働を牽引できるかどうかのカギとなりそうだ。

4位 e 新・必殺仕置人 超斬撃99(京楽)

AI評価データ

総合72点
演出70点・スペック78点・出玉性能85点・ゲーム性68点・ファン満足度60点

LTの出玉ポテンシャル(継続率約91%、ALL約800個の出玉)、「即当たり」演出や一部の高信頼度演出のインパクトと演出のバリエーション、さらに一部の遊技者にとっては、甘デジスペックであることが高報酬のLTをより身近に感じさせ狙いやすいと評価されている。
懸念点として、本機の「辛さ」(出玉を得るまでの厳しさ、投資に見合わない感覚)は不満点として多数指摘されている。また、「極近LT」というコンセプトとは裏腹に、「LT突入の壁の高さ」を感じるユーザーが多く、特に初期RUSHである「真仕置CRASH」の継続率の低さやST回数の少なさといったゲームバランスへの懸念が表明されている。
本機は「甘デジ」であり、「極近LT」というマーケティングがなされていることから、多くの遊技者はLT突入の容易さと遊びやすさを期待するはず。しかし、ユーザーからのフィードバックでは「辛さ」 や「LT突入の壁の高さ」 といった声が頻繁に聞かれており、この期待と現実の間に生じ得るギャップをあまり感じないようであれば長期的な稼働貢献もありそうか。

5位 e冴えない彼女の育てかた(大都技研)

AI評価データ

総合70点
演出65点・スペック75点・出玉性能70点・ゲーム性72点・ファン満足度62点

LTによる高い爆発力と、ライトミドルという比較的遊びやすいスペックを組み合わせた、現代の市場トレンドに沿った機種と言える。しかし、その一方で通常RUSH中の出玉性能、特に約300個大当りの比率が50%という点は大きな懸念材料だ。LTへの期待感を維持しつつも、通常RUSH中のゲーム性と出玉感でプレイヤーを繋ぎとめられるかが、本機の成否を分ける最大のポイントとなるだろう。ライトミドルというスペックは、より幅広い層にアピールできる可能性がある反面、その確率帯の機種に期待される安定感や遊びやすさと、LT機特有の波の荒さとのバランスが問われる。もしLTに至るまでの道のりが厳しすぎたり、LT非搭載の他のライトミドル機と比較して通常時の遊技体験が見劣りするようであれば、プレイヤーはより安定した機種へと流れてしまう可能性がある。
また、コンテンツは一部の熱心なファン層からの支持は期待できるものの、絵柄やテーマ性に対する好みが分かれるため、一般のパチンコユーザー層への浸透には困難が伴う可能性がありそう。過去のパチスロ版の不振や、類似版権機種の評価が芳しくなかったことも、本機に対するネガティブな先入観を生んでいる側面がある。

6位 PLT激デジ ジューシーハニー極嬢(サンセイR&D)

AI評価データ

総合68点
演出65点・スペック60点・出玉性能70点・ゲーム性65点・ファン満足度60点

甘デジの遊びやすさとLTによる高い出玉性能の融合を目指した意欲作である。LT発動時の約80%という高い継続率と、平均2100個を超えるような出玉の塊を獲得できる可能性は本機の大きな魅力で、一部では映像美の向上や初心者への配慮も評価されている。
しかしながら、その魅力的なLTへ到達するための道のりが険しいという点が、ユーザー評価における最大の懸念材料となっている。通常RUSHの継続率が約50%と低めで、かつLT突入条件も厳しいと認識されており、多くのプレイヤーがLTの恩恵を体験する前にRUSHが終了してしまう可能性が指摘されている。これにより、スペックバランスに対する不満が顕在化している。
本機は、プレイヤーに大きな夢を見せる可能性を秘めている一方で、その夢を実現するためのハードルが現状では高すぎると感じられている。今後の市場導入後の実際の稼働状況や、プレイヤーからのフィードバックによって評価は変動する可能性があるが、現時点では「大きな可能性を秘めた挑戦的な機種だが、そのポテンシャルを多くのプレイヤーが体感するには課題が残る」と結論付けられる。

6位 e範馬刃牙(アムテックス)

AI評価データ

総合68点
演出85点・スペック40点・出玉性能78点・ゲーム性72点・ファン満足度65点

最大の強みは、約80%で3000個の塊が約80%でループする強烈なLT性能。1回転で決着がつくスピーディーな「秒殺決着」は、高い興奮と爽快感を提供し、新筐体「NEO-Peace」による没入感の追求も期待されている。
しかし、通常時のBONUS確率約1/499とLT突入率約50%という二重のハードルは、多くのプレイヤーにとって受け入れ難いと感じられており、楽しめるユーザー層が極めて限定的となり、多くのプレイヤーがLTの魅力を体験する前に大きな投資を強いられ早期に見切りをつけてしまう可能性が高い。
総じて非常に尖った特性を持つ機種であり、市場での評価は大きく分かれることが予想される。強力なIPとLTの爆発力という明確な強みを持つ一方で、それを体験するためのハードルがあまりにも高いため、このバランスをプレイヤーとホールがどう受け止めるかが、本機の将来を決定づけるだろう。

8位 P緋弾のアリア~緋緋神降臨~88Ver.(藤商事)

AI評価データ

総合62点
演出65点・スペック55点・出玉性能60点・ゲーム性60点・ファン満足度65点

大当り確率約1/88という甘デジの遊びやすさと、LT発動時の高い出玉性能(超LBR継続率約93%)への期待感が本機の大きな魅力と言える 。しかしながら、LTへの道のりが険しい点についてはユーザーから厳しい意見が多く、評価は大きく分かれている。
甘デジの手軽さとLTの一撃性を両立させようという意欲的な試みは、結果として一部のユーザーには刺さるものの、他方で双方のメリットを相殺しかねないバランスとなり、賛否両論となりやすい。特に、大当り確率1/88.2という数値には、特図1大当り確率1/129.7と特図1c時短当選確率1/275.3の合算で、c時短は出玉を伴わず次なる関門である「強襲任務 アサルトクエスト」への移行に過ぎないため、これを「大当り」と捉えることに抵抗を感じるユーザーが少なくない。この点が、甘デジとしての期待感と実際の遊技感との間に乖離を生み、評価を二分する最大の要因となっている。

9位 Pfマクロスフロンティア5 LT-LIGHT ver.(SANKYO)

AI評価データ

総合58点
演出60点・スペック65点・出玉性能70点・ゲーム性55点・ファン満足度45点

最大の魅力は、LT「SPECIAL GALAXY RUSH」が持つ約92%という高い継続率、LT突入時の期待出玉約10,240個という甘デジスペックとしては破格の出玉性能である。この一点は、射幸性を重視するプレイヤー層にとって強い訴求力を持つことは間違いない。実際に、ユーザーはLTに対して高い期待を寄せているとの市場分析も存在する 。
しかしながら、この魅力的なLT性能とは裏腹に、本機に対するユーザーからの前評判、特に「マクロスフロンティア」というIPの扱いに関しては、極めて厳しい意見が多数見受けられる。「死んだフロンティア5擦るな」「版権安売り」といった辛辣なコメントは、IPに対するファンの疲弊感や、メーカーのIP展開戦略への不信感を如実に示している。この根深いIPへの不満は、機種のポテンシャルを最大限に引き出す上での大きな障壁となりかねない。
したがって、本機の市場での成否はLTが持つ出玉性能の魅力が、IPに対する根強い不満を凌駕できるか否かにかかっていると言える。もし、LTへの道のりが険しい、あるいはLTの体験価値が事前の期待を下回るようであれば、IPへの不満が再燃し、厳しい評価に繋がりやすい。逆に、LTの体験が圧倒的であれば、IPへの不満を一時的にでも忘れさせ、稼働を維持する力となるかもしれない。

10位 P DD北斗の拳3 百突99ver.(高尾)

AI評価データ

総合52点
演出30点・スペック85点・出玉性能60点・ゲーム性40点・ファン満足度45点

RUSH突入率100%を意味する「百突」仕様は、ユーザーに大きな安心感を与える最大の魅力で、RUSH中の大当りにおける10R(約1000個)比率が25%である点も、甘デジとしての出玉面での期待感を提供する要素と評価されている。しかしながら、収集されたユーザー評価を分析すると、メーカー特有とされる演出バランス等に対する厳しい意見が多数を占めており、これが総合評価を大きく押し下げる主要因となっている。これらの演出に対する不満は根強く、機種のポテンシャルを十分に引き出す上での障害となっている。
「100%ST突入の甘デジ」というスペックは、現在の市場において明確な強みを持つが、演出の信頼性や通常時のゲーム性といった基本的な部分での評価が低い場合、その強みを十分に活かせずポテンシャルを発揮しきれないまま市場に埋もれてしまうリスクを抱えている。「百突」はあくまでSTへの「入口」であり、その先のST道中や、ST突入前の通常時が楽しめなければ、入口の魅力だけでは持続的な稼働は難しい。本機は、強力な武器(百突甘デジ)を持ちながら、それを振るうための土台(基本的なゲームの面白さ、演出の信頼性)が不安定であるという印象を受ける。

11位 eF彼女、お借りします(SANKYO)

AI評価データ

総合43点
演出68点・スペック22点・出玉性能55点・ゲーム性38点・ファン満足度72点

RUSHへの多段階の突入条件、そしてLT到達に必要な「70%継続RUSH中での2回当り」という条件は、過度に困難であると認識されており、これが否定的な意見の主要な源泉となっている。これは単に確率が低いという問題ではなく、連続してクリアしなければならない低~中確率イベントの「数」が問題視されている。『デカヘソ』も良好な回転数への期待と、ホールによる厳しい運用の恐れが交錯しており、「デカヘソ」機能は確実なプラス要素ではなく、不確定要素として捉えられている。
プレイヤーは、少なくとも当初は厳しいスペックに対して比較的寛容であるかもしれない。しかし、もし初期の遊技体験でRUSHやLTへの到達困難性が裏付けられるようなら、一般プレイヤー層の離脱は早いだろう。最終的に、本機は懐疑的な一般プレイヤー層を納得させるという困難な課題に直面しており、その成否はゲーム体験、特にLT到達前であっても魅力的な演出や意味のある出玉が得られる頻度が、カタログスペックの厳しさを相殺できるかどうかにかかっている。

総括

今回の導入前評価では、パチンコ評価では「PA海物語3R3」が1位となりました。ライトミドル以上の機種では「デカスタ P戦国無双」が3位に入っており、ニューギンの「デカスタ」第一弾である本機がどこまで貢献する機種となるのか注目です。
なお評価は導入前となっており、導入後に評価が大きく変わる可能性もありますので、ぜひ導入後に公開する「導入後評価」もみて頂けたらと思います。

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