「いきなり!ステーキ」に見る経営の立て直し【凡人S氏の徒然日記】

経営再建イメージ

「いきなり!ステーキ」。一世を風靡したステーキ店だ。一時は街中で店舗をよく見かけ、お昼時には行列を成している店舗も多かった。好きな肉をグラム単位で注文できたり、「肉マイレージ」なるもので食べた肉の量を競い合ったりと話題性にも富んでいた。

2019年12月期には売上高が675億円となり店舗数も500店舗近くにまで増やしたものの営業利益は赤字に転落。勢いは次第に衰えていったように見えた。

しかしながら、運営会社のペッパーフードサービスは2024年12月期の営業利益は7,600万円となり、前年のマイナス4億9000万円から大きく回復しているということだ。

その要因の1つには不採算店舗の整理が落ち着いたことがある。先に述べた店舗数が2025年1月には175店舗にまで整理されているのだ。そのおかげで健全な経営体質が築かれたと考えてよいだろう。

あとは個人的には現在の物価高騰も追い風になったと思っている。「いきなり!ステーキ」は何となく競合と比べると強気な料金体系だった気がするが、他社も昨今の物価上昇の影響で価格を大きく引き上げている。それにより価格面でのデメリットが小さくなったと感じている。

自社の経営整理と世間一般の風向き。他業種ではあるものの、その2つが重なると経営の再生も可能であることを示す好例といえるかもしれない。

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