
所在地の建物(2026年7月撮影)
東京商工リサーチ福岡支社によると、パチンコ・スロットなどの遊技機販売(卸売)を手掛ける株式会社パワーズ(福岡市博多区吉塚8-7-8)が6月22日、福岡地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は、債権者約24名に対して約3億5,000万円が見込まれているとのこと。
依存症対策の規制やコロナ禍、市場縮小で苦戦
同社は、2004年4月に設立されたパチンコ遊技機器の卸売業者で、主にパチンコホール向けに遊技機器の販売や関連商品を供給。パチンコホールの新台入替需要を取り込むことで、ピーク時には年売上高約6億円を計上していた。しかし、業態としてパチンコホールの投資意欲に左右されやすいため、同業者間の競争激化も相まって、同社の受注環境は徐々に悪化していった。
コスト高騰と「スマパチ・スマスロ」移行への対応難
近年はスマート遊技機(スマパチ・スマスロ)への移行期にあったが、ホール側の投資抑制が響き、売上は伸び悩んでいた。さらに、昨今の物流費や人件費といった各種コストの上昇に対し、十分な価格転嫁が進まなかったことで採算面も悪化。利益率の低い状況が続く中、資金繰りに窮し、2025年初め頃には実質的な事業停止状態に陥っていた。
その後も業況改善の見通しが立たず、事業継続が困難となり、今回の措置となったようだ。
企業概要
| 会社名 | 株式会社パワーズ |
|---|---|
| 業種 | パチンコ遊技機器卸売 |
| 所在地 | 福岡市博多区吉塚8-7-8 |
| 設立 | 2004年4月 |
| 負債総額 | 約3億5,000万円(債権者:約24名) |
| 措置 | 破産手続き開始決定(6月22日、福岡地裁) |
