パチンコ経営企業で働く人々には洗練された雰囲気がある、かつての大企業のように【我市場的瑣末主義】

社会人になりたての頃、人材関連の仕事で様々な業種の会社を訪問し、社員数万人の大企業から数名の中小企業を見た。そして業種によってそこで働く人々の雰囲気に共通性があることに気づいた。

会社の大小より業種。当時人気トップだった金融機関に行くと明らかに人の雰囲気が違う。官僚とも異なる独特の、人を寄せ付けない上流階級の気どり。メーカーは大手企業も中小も気さくで人懐っこさがあった。

パチンコ経営企業は雑多でスタイルはまだなかった。最近大手金融機関を再訪しかつての芯のある品格のようなものが失われていることに気づく。人もだらけていた。大手メーカーの本社に行くとがらんとした空間に人そのものがいなかった。

あるパチンコ店の本部ミーティングに参加すると参加者がかつての大企業の洗練された雰囲気なのにビックリする。会議だけ見ればパチンコ経営企業とは分からない。特定のチェーン店に限らず複数社でそうだった。

働く人が醸し出す雰囲気やスタイル、個々人の喜怒哀楽が混じり合って場をつくる。前向き、元気のある、明るい、活気にあふれた、など。長い時間をかければより固まる。たぶん業界は人づくりに関して多大な社会貢献をしてきた。今後前車の轍を踏まぬよう。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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