
現在のパチンコ店では、パチンコもスロットも「無制限営業」が主流です。むしろ「ラッキーナンバー制」のお店を探すほうが極めて珍しく、ほとんど皆無ではないかと思われます。
全体的に無制限営業になったのは、いつぐらいからでしょうか? 詳しいことはわかりませんが、筆者自身の体感では、パチンコにおいてCR機が登場して数年経過してから徐々に無制限営業に変わってきたのではないかと感じています。まだ現金機も残っていましたが、その現金機でも無制限に変化していき、またしばらくして「権利モノ」や「羽根モノ」などのカテゴリーも撤廃となり、本格的に無制限になってきたと思います。その他の様々なことも考えられますが、当時はラッキーナンバーの良さなどをまだ理解できていないまま、無制限だと「絵柄に関係なく打てる。ラッキー」、くらいにしか思っていませんでした。
羽根モノや一発機は「定量制」が主流でした。大体3,000~4,000発の出玉に達すると、店内にアラート放送が流れ、そこで打ち出しを終了して交換をしていました。権利モノは、お店によってまちまちでしたが、無制限営業するパチンコ店はほぼ無かったと思います。一部ラッキーナンバー制か、大半が1回交換だったと思います。デジパチもラッキーナンバー制が主流でした。開店から約1時間とか、また閉店1時間前より無制限に近い札を獲得できるチャンスに設定するお店が多かったように思います。
しかし、そのメリハリのある営業形態の時代は、パチンコにおいてのベース(持ち玉)は大変長持ちをしていました。賞球数は「7&15」が大半でした。それがCR機となると「5&15」に減り、現在はヘソの賞球数は1個になっているスペックがほとんどです。デジパチの場合で1回の大当り出玉も、私が打ち始めた当時は約2,500発近かったですが、それが2,000発を切り、現在では1,500発やそれ以下になる場合もあります。当然ですが、ドル箱も徐々に小さくなったり薄くなったり、もっといえば各台計数機(パーソナルシステム)の登場で不要になってしまっています。
そんな中、今後徐々に羽根モノが登場してくるようです。その羽根モノの営業形態ですが、皆さんはどの営業形態が好みでしょうか? 私は、羽根モノにはやはり「定量制」がしっくりくると思っています。
私は「ゲームセンタータンポポ」に良く行きますが、そこでは当時の営業形態を再現しており、羽根モノは定量制です。そりゃあ誰しもが、運用がメチャクチャ良いものを期待していますし、それをできるだけ長く打ち続けたいものです。しかしパチンコ店とて、商いを営んでいます。それにパチンコ・パチスロは、適度な射幸性があるから面白いのです。これが例えばデジパチの場合、大当たり確率が「1/1」だったら面白くないのです。ハズレがほとんどの中で狭い大当りの目を引くから面白いし、また打ちたいと思わせてくれるのです。
しかしその羽根モノですら、賞球数が当時よりも微妙に減っている傾向ですので、やはり無制限営業を希望するユーザーが多いと思われます。定量制に変更しても、それに順応できないユーザーは多いと思います。それは、ずっと無制限営業に慣れてしまっているからです。デジパチでのラッキーナンバー制も同様に、急に実施したところでユーザーがそのルールに順応できるかどうかも悩みどころとなるでしょう。
結局のところ、羽根モノが出ても権利モノに近いゲーム性の機種が増えても、営業形態を「定量制」や「ラッキーナンバー制」に変更することは難しいと思っています。貸玉(貸しメダル)料金もずっと変わっていませんし、遊技機のレギュレーションを変えるためにも色々大変です。
兎にも角にも、そのような出玉や営業形態のバランスは、その性能にも影響するわけですし、まだまだ議論は必要不可欠です。
(文:ヨッツマングローブ)
