
5月14日から6月2日までの3週間、レトロなパチンコ・パチスロ機が打てる「ゲームセンタータンポポ」(埼玉県福生市)にて、久々のコラボイベントが開催されました。デジパチのあるコーナーと一部の羽根モノコーナー合計20台が全て「三共ブランド」の羽根モノになっています。
私もそのイベントに、複数回参加しました。普段はデジパチしか打たない私ですが、老舗メーカー「三共」の珍しい羽根モノが設置されることもあり、またそのイベントがどのような賑わいになるのか、など実態を現地で確認したいと切実に思いました。土日を避けて行きましたが、特に初日5月14日は平日にもかかわらず、多くのファンが集まりました。情報では、連日そのコーナーは大変に賑わっていたそうです。
その営業形態ですが「定量打ち止め制」であり、機種によってではありますが3,000から4,000発に達した時に打ち止め交換となっていました。早い機種だと30分ほど、中には2時間近く掛かる機種もありました。
その羽根モノですが、直近の営業形態は「無制限」が他のスペック同様になっています。羽根モノが無制限となったのは、おそらく平成に入ってしばらくしてからではないかと思います。羽根モノに限らず、パチンココーナーは全体的に無制限営業が主流となりました。
以前のデジパチコーナーでは現金機が多く、そのほとんどで「ラッキーナンバー制」が用いられました。その中には「連続挑戦中」や「無制限」の札が付くことがありましたが、持ち玉で遊技できる時間はそれほど無かったという印象でした。それ以外は「スタート」という札が付き、大当たり終了後に交換するものでした。その分、いわゆる運用は今よりも良かったのかもしれません。また当時は「一発台」や「権利モノ」のカテゴリーが存在し、それらの大半は「一回交換」が主流でした。羽根モノに関しては、前記のタンポポと同じく「定量制」が主流でした。
話題は多少変わりますが、その平成初期辺りから羽根モノの設置が徐々に少なくなり、メーカーからの発表も減ってきてしまいました。理由は色々とあると思いますが、羽根モノも他の機種と同様の「無制限」となってしまったこともあるかもしれません。また、台へのドツキなどの不正行為が横行してしまい、パチンコ店内も徐々に広くなり、自動化が進んで従業員の巡回も手薄になったことも影響に出てしまったかもしれません。
では、羽根モノを復権させるためには何が必要でしょうか。低額で遊びやすく、手軽にわかりやすいパチンコにするためには何が必要でしょうか。羽根モノは、本来であれば大当りした玉が下皿に出てくるものです。しかし、その下皿から器具を入れて不正を行なう行為も防がないといけません。個人的には「スマート遊技機」が登場している昨今から、スマパチの羽根モノがあっても良いと感じました。出玉感は得られませんが、復権させるためにはやむを得ないのです。
さらに「営業形態」についてです。なぜ「無制限営業」にこだわらないといけないのでしょうか。同じく、遊技機も無制限仕様の印象があります。遊技機開発の段階で、無制限形態に限らないスペックなどの変更も必要なのかもしれません。
今回、タンポポとコラボしたSANKYOでは羽根モノを復権させるプロジェクトを進行させています。ロードマップを描き、最終的には直近で羽根モノの新機種を開発・発表まで向かう見込みです。これは未確認ですが、これから改めて羽根モノが発表される気配となっていますが、ここ最近のパチンコ・パチスロはどちらも多くの投資がかかり、かつ遊びにくい実感はあります。過去の賑わいのあった大衆娯楽として復権できるように、羽根モノや遊べる遊技機の開発を願ってやみません。
(文:ヨッツマングローブ)
