
日本遊技機工業組合(日工組)と日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)は9月8日、東京都中央区において「パチンコ・パチスロの今後の方針に関してのプレスカンファレンス」を開催した。
カンファレンスではパチンコ機の新機能である「通常時フラグ」を用いたパチンコのゲーム性や期待度等の拡充について説明が行われたほか、スペック表記について、本年11月より日工組独自の4カテゴリでの表記が始まることを公表。また27年2月を「遊びやすいパチンコ・パチスロの導入強化月間」として販売を拡充し、今月の22日に開催される「みんパチ・スロサミ2026」において遊びやすい遊技機をテーマに未発表機種も含めた特設コーナーの設置が行われる。
冒頭で挨拶を行った日工組の榎本善紀理事長は、「設定付きと通常時フラグの大きな2つによってパチンコの復権に向けた最初のところまでは来れたと思っている。ゲーム性の拡大に加えてスタート安定装置やデカヘソといった組み合わせによって本来の楽しくて優しいパチンコ、甘いコーナーを拡大して昔のような機械から先進的なスペックも作れるようになる。今はパチンコよりもパチスロが優勢でハイスペックに偏っているが、甘いコーナーの拡大を目指しており、フラグや設定だけでなくカテゴリ分けについても再出発していきたい」と新機能やカテゴリ分けの意義を語った。
続いて日電協の小林友也理事長より「パチンコ・パチスロの今後の方針を皆様と共有するために開催させて頂いた。今回の話でパチンコの今後も少し安心になったのではないか。業界は両輪で成り立っており、パチスロも6号機導入当初は非常に厳しかったが関係各位の支援・尽力が現在に繋がっており、双方がよりよい方向に進んで業界に活気を取り戻したい」と挨拶が行われた。
通常時フラグについては日工組技術委員長の清原賢二氏が説明を行い、「最大の狙いは通常時のゲーム性の拡張により毎変動に新たな期待感と楽しさを創出することで、大当りを待つだけでなく、特定の契機を満たすことで様々な抽選が可能となり、規定ゲーム数や特定のチャンス目、ハズレや連続演出、大当りや確変から通常時への以降など、これまでにない新しいルートから大当りを目指すことが可能になった。組み合わせでゲーム性の幅が広がることは勿論、メーカー次第で未知数の可能性を秘めている」と新仕様によって可能となる具体的なシステム例が紹介された。またゲーム性の複雑化に伴って懸念される「パチンコのパチスロ化」についても「目指すのはパチスロ化ではなくパチンコ独自の新しいゲーム性を作り出していく部分にある。これまで親しまれてきたシンプルな機械も大切にして二本柱で盛り上げていく」と意気込みを語った。
また、パチンコに新たに表記される4カテゴリについては日工組未来遊技機委員会の松下智人副委員長から報告があり、「多様なスペックが登場しているが直感的にわかりにくいという課題から、プレイスタイルにあわせて独自の4カテゴリに分類を行った。自身の予算にあわせて最適な機械や環境を選択できる環境にしたい」と意図を説明。図柄揃い確率や出玉性能、LTの有無など様々な要素を加味して、「Lv1:スーパーライト」、「Lv2:ライト」、「Lv3:ミドル」、「Lv4:ハイ」へ分類される。新表記については本年11月以降順次行われ、既存機種も日工組ウェブサイトより確認が可能になる。
日電協の副理事長広報担当理事である信田裕一郎氏からは、来年2月に予定する導入強化月間において「Lv1、2」タイプのパチンコと、パチスロノーマル機、BT機、低射幸AT機を優先的に販売する説明が行われたほか、「みんパチ・スロサミ2026」では遊びやすいパチンコ・パチスロ20台ずつの設定予定、アンケート回答でのグッズ贈呈等の予定が紹介された。
