
登場からちょうど1年が経過したBT機。5月末時点の設置台数は約4.6万台、パチスロ全体における設置シェアは3%強と市場を大きく変える存在になったとは言い難い。
業界としてはシェア10%を目標に掲げているが、その道のりは決して平坦ではないように見える。
理由はシンプルだ。
「面白いけど勝ちづらい」
多くのユーザーがそう感じているからだろう。
実際、BT機にはBT機ならではのゲーム性が存在する。リアルボーナスが連チャンする仕様など、ノーマルタイプともAT機とも異なる独特の魅力を持っている機種も少なくない。
しかし、ユーザーがホールで台を選ぶ際に重視するのは、必ずしもゲーム性だけではない。
「出るかどうか」
という極めてシンプルな判断基準が存在する。すでに市場投入されている機種は総じて出玉率が低いうえ、BT機に力を入れているといったホールは少なく、高設定にも期待できない。
その結果、多くのユーザーは「ジャグラー」シリーズやスマスロの人気機種へ流れてしまう。もちろん、BT機というジャンル自体が失敗だとは思わない。むしろ多様性という意味では必要なカテゴリーだろう。ただし、現状のままでは「好きな人だけが打つ機種」に留まってしまっている。
今後、BT機から象徴的なヒット機種が誕生するのか。それともかつての「ちょいパチ」のように静かにフェードアウトしていくのか。
「BT10」の期限はあと1年程度。その頃に市場がどのような評価を下しているのか、引き続き注目していきたい。
