新機種についてネット上のコメント・評価を収集し点数化した「AI評価」についてのコラムをお届けします。
「AI評価」とは、その機種におけるネット上の評価を拾い集めて点数化したもので、ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い=ユーザーの評判が良い」「点数が低い=ユーザーの評判が悪い」と思ってください。
「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。ユーザーの皆さんが新台を打つ際の指針になるかなと思っています。
今回は4月7日より導入された機種の「導入後評価」をパチンコ・パチスロで分けた点数順のランキング形式で紹介します。導入前から導入後に評価を上げた機種、またはその逆などを楽しんでいただきたいと思います。今回の対象機種はパチンコが7機種、パチスロが4機種となっています。
※カッコ内は導入前評価
パチンコ
1位(→) P少女☆歌劇 レヴュースタァライト ラッキートリガー4500(豊丸)
総合71点(75点)
演出73点(80点)・スペック65点(78点)・出玉性能68点(85点)・ゲーム性62点(73点)・ファン満足度74点(82点)
導入後、最も評価が高かったのは「P少女☆歌劇 レヴュースタァライト ラッキートリガー4500」となった。演出やファン満足度で高い評価を得ているとおり、コンテンツファンに強く支持されるいるようだ。スペックやゲーム性に関して「LTへの道筋が複数あり流れを把握するのが難しい」「荒すぎる」「一撃頼み」などハードルの高さが課題としてあげられているももの、最低点はゲーム性の62点と全体的な評価は高く、上乗せタイプのLTなど出玉性能も支持されている。コンテンツを活かした作り込みが高評価に繋がったといえるか。
2位(↑) Pフィーバーうたわれるもの 199ver.(SANKYO)
総合68点(70点)
演出65点(70点)・スペック75点(75点)・出玉性能73点(60)点・ゲーム性67点(65点)・ファン満足度64点(70点)
導入前評価に比べ出玉性能の点数が大きく伸びている。出玉面では一部LT突入率が低いなどといった意見もみられたが、導入前と同様、スペックや出玉性能には一定以上の評価を得ているようだ。しかし「原作愛が感じられない」など、主に演出面でファンへの訴求力不足となっており、演出・ファン満足度の低下から総合68点とやや総合点は下がった。それなりの点数を獲得し評価されているが、導入後の反応を見る限り話題性や持続的な人気を得るのはやや難しそうだとAIは判断している。
3位(↑) e牙狼神速神撃3000LT(サンセイR&D)
総合62点(65点)
演出70点(70点)・スペック50点(50点)・出玉性能65点(65点)・ゲーム性50点(55点)・ファン満足度60点(60点)
「牙狼」シリーズ初のLT搭載機だが、導入前は新規層狙いが強いのではないかと旧来ファンの満足度に疑問符がついていた。しかし導入後も「LT搭載で復権を感じさせる一台」「3000発連発の爽快感が中毒性ある」など出玉性能は評価されており、他項目でもほとんど変わらぬ点数となるなど、良くも悪くも導入前と導入後で大きく評価は変わっていなかった。導入前よりも下げがちな導入後評価において、導入前の点数をほぼ維持できたことにより総合順位が上がっている。
4位(↑) PA異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 敏感99ver.(ニューギン)
総合57点(59点)
演出62点(75点)・スペック55点(65点)・出玉性能50点(55点)・ゲーム性58点(65点)・ファン満足度65点(70点)
「P異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の追加スペック。甘デジの手軽さと高継続RUSHで安定感を評価される一方、通常時の退屈さやRUSH突入率の低さの課題が浮き彫りに。1/99で気軽に打てる甘デジながらRUSH継続87%は安定感あると出玉面も一定の評価があるが、演出面は原作ファンと知らないファンともにあまり満足度は高くないようだ。
5位(↓) eシン・ウルトラマン(オッケー)
総合55点(70点)
演出65点(85点)・スペック50点(75点)・出玉性能50点(70点)・ゲーム性60点(65点)・ファン満足度50点(80点)
「P-スキップ」という革新的なゲーム性と高い出玉性能で注目を集めていた本機だが、「P-スキップ」以外で盤面設計や演出バランス、ファン以外への訴求力に課題が残るようだ。「P-スキップ」による時間効率の良さ、一撃の出玉性能への期待感、原作の世界観を再現した演出の一部は評価されているが、「通常時や下位RUSHでの出玉が少なく感じる」「LTに依存しすぎて安定感に欠ける」など、全体的にややネガティブな評価が目立つ。「P-スキップ」には好意的な意見が多いものの、結局は「回るかどうか」「勝てそうなスペックか」など根本的な性能を考えているユーザーが多いようだ。
6位(↑) eフィーバーうたわれるもの(SANKYO)
総合54点(40点)
演出62点(60点)・スペック55点(30点)・出玉性能50点(50点)・ゲーム性53点(30点)・ファン満足度47点(50点)
導入前評価では特にスペックやゲーム性に対する厳しい意見が多かったが、期待値が低かったのもあってか導入後は全体的に点数が伸びている。しかし、依然として高評価とまではならず。時短突破型のゲーム性とLTによる爆発力への期待はあるものの、通常時の演出の単調さ、LT突入の壁の高さ、そして出玉の不安定さに対する不満の声が多く見られた。原作ファンからの評価もあまり高くなく、ゲーム性との乖離から賛否両論でファン満足度の低さが目立つ結果となった。
7位(↓) Pアナザーゴッドハーデス-獄炎-(メ―シー)
総合52点(55点)
演出60点(70点)・スペック50点(50点)・出玉性能40点(60点)・ゲーム性45点(50点)・ファン満足度65点(60点)
「ハーデス」シリーズのブランド力とLT搭載による爆発力への期待はあるものの、通常時のゲーム性の単調さ、LT突入の厳しさ、そして出玉の不安定さに対する不満の声が目立ち厳しい評価となっている。特に出玉性能でより点数を下げており、「LTが遠い」とハードルの高さを感じる声が多いようだ。ファン満足度が1番高い点数となっており、演出面等は「ハーデス」シリーズファンとしてはそれなりに仕上がっているのか。
パチスロ
1位(→) スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(ミズホ)
総合73点(78点)
演出71点(82点)・スペック77点(80点)・出玉性能74点(83点)・ゲーム性75点(75点)・ファン満足度70点(85点)
リリース時から大注目機種の「マギレコ」が、若干点数は落としたものの導入後評価でも1位に。初代「まどマギ」を意識した演出やゲーム性でファン層に響く一方、ATの重さや出玉の不安定さ、純増枚数の低さ等が懸念だったが、スペックや出玉性能は変わらず高水準で評価されており、項目別の点数は全て70点以上と高水準だ。ネガティブな声としては「ATが重すぎる」という声が特に多いが、大量上乗せ報告も多く、AT間ハマリに見合った出玉性能であると現状は評価されていると言えよう。
2位(↑) Lゴジラ(ニューギン)
総合70点(55点)
演出67点(75点)・スペック79点(50点)・出玉性能82点(55点)・ゲーム性71点(50点)・ファン満足度69点(60点)
「設定1の5000枚突破率」「圧倒的な破壊神スペック」、導入前は期待よりも出玉の波の荒さやゲームの複雑さに対する不満の声が目立ち評価は低めだったが、導入後は良い意味でその出玉性能が話題となり、スペックと出玉性能でそれぞれで高評価となっている。ネガティブな意見としては、「通常時の演出が少なく単調」「上位ATのゲーム性が物足りない」との声がやや目立つ。現状の点数自体は高いものの、設定差が分かりづらくリセット狙い以外の実用性が低いとの指摘もあり、導入初期の盛り上がりはあるが長期的な支持を得られるかは未知数だと判断されている。現状は前評判に劣らない出玉性能だけが突出して評価されている。
3位(↓) Lうしおととら白面決戦VH(Daiichi)
総合64点(72点)
演出58点(80点)・スペック70点(70点)・出玉性能74点(65点)・ゲーム性62点(70点)・ファン満足度63点(80点)
AT純増約5.0枚/GとCZ突破型のゲーム性が支持され、上位AT「白面決戦」の一撃性が話題に。初日で万枚報告もあるなど、出玉性能を評価する声が多く、スペック・出玉性能は高く評価されている。一方、通常時の単調さやCZ突入・突破の難易度が高く、打ち続けるモチベーションが不足なゲーム性だとの声も多い。演出の物足りなさや中毒性の欠如も指摘され、導入台数も少ないためか設定状況の厳しさも不満材料と判断されている。演出やファン満足度が大幅に落ち込んでおり、原作ファンからの評価はそれほど高くない。
4位(↓) スマート沖スロ アメイジングライブ(パイオニア)
総合58点(70点)
演出62点(80点)・スペック55点(65点)・出玉性能50点(60点)・ゲーム性57点(70点)・ファン満足度56点(75点)
導入前は「パイオニアの新台だから楽しみ」と、主にファン層からの支持をうけ70点と高い点数を記録。しかし導入後は、出玉性能の不安定さ、ゲーム性の単調さ、特に低設定だとどうしようもない等、やや厳しい評価が目立った。スマート沖スロとしての新しい試みや一部演出は評価されているものの、通常時の単調さや設定依存度の高さが課題として浮上するなど、突出した魅力には欠ける印象という評価になっている。
総括
2位以下では順位の変動がみられたものの、パチンコでは「P少女☆歌劇 レヴュースタァライト ラッキートリガー4500」、パチスロでは「スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」が導入前評価から変わらず1位となっています。上がり幅としては「Lゴジラ」の15点、下げ幅としては「eシン・ウルトラマン」の15点が最大です。いずれも驚異的な出玉性能、革新的なゲーム性を搭載した機種であり、その評価で点数が大きく動いたように見えます。総合点が上位の機種については、今後の動向にもぜひ注目してください。
AI評価の点数や詳細なポジティブ・ネガティブ意見については新台ページからも確認できるので、ぜひ見てください。
新台情報・AI評価
©Project Revue Starlight
©2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロ
©OK!!
©UNIVERSAL ENTERTAINMENT
©2005 雨宮慶太/Project GARO
©2006 雨宮慶太/東北新社・バンダイビジュアル
©2010-2018 雨宮慶太/東北新社
©うたわれるもの偽りの仮面製作委員会 ©うたわれるもの二人の白皇製作委員会
©むらさきゆきや/講談社 ©むらさきゆきや・講談社/異世界魔王製作委員会
©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
[Music]Licensed by Aniplex Inc. Licensed by Sony Music Labels Inc.
©UNIVERSAL ENTERTAINMENT
原作/藤田和日郎「うしおととら」(小学館刊) © 藤田和日郎・小学館/「うしおととら」製作委員会
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