総括
ユーザー評価は極めて二極化しており「賛否両論」である。主な不満点として、通常時の単調さ、低設定におけるAT突入の困難さと低い出玉期待値、そしてAT中の純増枚数の低さ等が挙げられる。特に5号機の初代『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』との比較によって不満が増幅される傾向が見られる。良好な遊技体験には高設定が不可欠であるとの認識が広く共有されており、設定依存度の高さが指摘されている。初代まどマギの雰囲気を再現しようとする試み自体は一部で評価されており、特定の機能(ATのシステム、ボーナス中の演出選択など)を楽しむユーザーも存在し、原作『マギアレコード』のIP自体への好意に基づく評価も見られる。一部には欠点を認めつつも「面白い」と感じるユーザーもいる。
総合評価が50点を下回った主な理由は、否定的な意見、特に通常時のゲーム性と低設定時の出玉性能に対する不満が、肯定的な意見を量・質ともに大きく上回ったためである。初代まどマギという偉大な先達との比較が常に行われ、その高い期待に応えられていないという認識が、評価をさらに厳しいものにしている。
※評価は4月17日時点
点数推移
■導入後(2025年4月17日時点)
総合48点
演出60点・スペック40点・出玉性能42点・ゲーム性45点・ファン満足度45点
■導入後(2025年4月10日時点)
総合73点
演出71点・スペック77点・出玉性能74点・ゲーム性75点・ファン満足度70点
■導入前(2025年3月18日時点)
総合78点
演出82点・スペック80点・出玉性能83点・ゲーム性75点・ファン満足度85点
+ ポジティブなポイント(展開する)
■演出
- AT(マギアラッシュ)のシステムは分かりやすいとの声がある
- チャンスアップ演出は期待を裏切らないことが多い、弱チェリーからでも発展することがある点は好印象
- 初代まどマギを彷彿とさせる作り込みは素晴らしいと評価されている
- 一部の演出は「綺麗」「可愛い」と好意的に受け止められている
- AT初期ゲーム数決定ゾーン「マギアアタック」は面白いと感じるユーザーがいる
- マギアアタックのカード獲得演出が原作アプリゲーム準拠である点が評価されている
- フリーズや特定のキャラクターカットインなど、期待感の高い演出が存在する
■スペック
- 現行の規制の中でよく作り込まれていると評価されている
- 出玉性能は(制約の中で)丁度良いバランスだと評価する声もある
- 天井が比較的浅め(950pt+α、実質500G~600G+α程度)に設定されており、投資上限がある程度見える点は評価できる
- 設定6の出玉率114.9% は、高設定を狙うプレイヤーにとっては魅力的である
■出玉性能
- 7000枚や3000枚といった大勝報告が存在する(ただし高設定や特殊な上乗せ契機がであることが多い)
- 低設定でもタイミング良くレア役を引ければ勝機はあるとの意見
- 「エンブリオ・イブ覚醒」によるツラヌキ要素は、安定した出玉への期待感を持たせる
- 高設定は安定して勝ちやすいとの評価がある
- 「アリナミュージアム」(平均上乗せ300G以上 )や「ドッペルモード」(期待枚数3000枚以上 )といった、一撃性の高いトリガーも搭載されている。
■ゲーム性
- ATシステムは分かりやすい、あるいはAT中の様々なトリガーや展開が楽しいと感じるユーザーがいる
- レア役が仕事をした際の「自力感」は評価されている
- 最近のユニバーサル系機種の中では比較的遊べるとの声もある
- 「コネクトチャンス」の成否がキャラの引きに左右される点は、ゲーム性のアクセントになっている
- 解析情報が少ない中で、手探りでゲーム性を理解していく過程を楽しむ声もある
- ボーナス中の楽曲や告知タイプを選択できる点は、カスタマイズ要素として評価できる
- 「魔法少女モード」による内部状態の変化は、打ち込み要素として機能している
■ファン満足度
- 熱心なファンの中には、欠点を承知の上で本機を好む層も存在する(養分でも構わないこの台が好きなんだ)
- 久しぶりに打ち込みたいと思える『まどか☆マギカ』関連機種が登場したことを喜ぶ声がある
- 初代まどマギの良い点を継承していると感じる部分もある
- 『マギアレコード』固有のキャラクター、ストーリー、楽曲を楽しんでいるユーザーがいる
+ ネガティブなポイント(展開する)
■演出
- 「ボタン押せ→弱レア役→何もなし」という流れが頻発し、フラストレーションが溜まる
- 擬似連や赤文字などの強い前兆演出が、ボーナスやATに繋がらないことが多く、期待を裏切られる
- AT中の演出が初代と異なり、「ういチャンス」などの必要性に疑問を持つ声がある
- 前兆演出が分かりにくい、あるいは過度な煽り演出が多いとの指摘がある
- キュゥべえ図柄の色が見にくい場面があり、特に遊技に疲れてくると判別が困難になる
■スペック
- AT純増約2.6枚/Gという低さが最大の批判点。「クソ」と評され、時間がかかるため夕方以降は打ちにくいとの指摘がある
- 出玉の波を作る「ドッペルモード」に割を食われすぎており、通常時のAT性能が低いのではないかとの懸念がある
- 通常時のポイント制とAT中のゲーム数管理が別個で、ポイントが持ち越せない仕様への不満がある
- 設定1の出玉率97.6% は非常に厳しいスペックと受け止められている
- ベース(コイン持ち)は約32.6G/50枚 と標準的だが、AT中の純増の低さを補うほどではない
■出玉性能
- 多額の投資をしてもATに全く入らないという報告が多数
- ATに突入しても駆け抜け(最低保証ゲーム数で終了)が多く、出玉が伸びない
- 大敗報告も散見される
- 特化ゾーン「決戦神浜聖女」に入っても、大した上乗せが得られないことがある
- 低設定では絶望的に勝てないという認識が強い
- 純増の低さ(約2.6枚/G)が出玉スピードを抑制し、大きな出玉を得るには長時間を要する
- 一部の強力なモードに性能が偏りすぎており、平均的な遊技での出玉感が乏しい
■ゲーム性
- 通常時が「シンプルに面白くない」「作業感が強い」「虚無感」と酷評されている
- 通常時のポイント集めシステムが不評で、レア役を引いても何も起きないことが多いと感じられている
- CZ「マギアチャレンジ」でポイントが進まない、天井手前で止められるといった挙動がストレス
- ATのゲーム性が初代まどマギと大きく異なり、ファンを失望させている
- AT中のストーリー進行や、通常時とATでゲーム数カウンターが別である点など、ゲームデザインの意図に疑問を持つ声がある
- 初代まどマギや『戦国乙女4』などと比較し、「センスがない」と感じられている
- 目押し(キュゥべえ図柄など)を要求される頻度が高く、疲れるとの意見がある
- 面白さを感じるためには、特定の(しばしば困難な)トリガーを引く必要があり、ハードルが高いと感じられている
■ファン満足度
- 初代まどマギファンからの失望が非常に大きい。初代の模倣に過ぎない、あるいは初代の魅力を再現できていないと感じられている
- 『戦国乙女4』など、他の機種の方が初代まどマギのゲーム性をうまく継承しているとの意見がある
- 本機に見切りをつけ、「マギレコ卒業」を宣言するユーザーがいる
- パチスロにおける『まどか☆マギカ』シリーズは、本機をもって終わったと感じるユーザーがいる(「もうパチンコ以外まどかシリーズは終わってます」)
機種概要
メーカー名 |
ミズホ |
仕様 |
AT・スマスロ |
導入日 |
2025年4月7日 |
検索 |
google機種検索 |
機種概要 |
AT「マギアラッシュ」はゲーム数管理型AT。AT開始時は特化ゾ―ン「マギアATTACK」で初期ゲーム数が決定される。コネクト成功でゲーム数上乗せの「コネクトチャンス」やST型上乗せ特化ゾーン「決戦神浜聖女」など、多彩な上乗せルートが用意されており、「エンブリオン・イブ覚醒」や進化した穢れシステム「ドッペルモード」にも注目だ。 |
公式サイト
©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
[Music]Licensed by Aniplex Inc. Licensed by Sony Music Labels Inc.
©UNIVERSAL ENTERTAINMENT