前回パチンコ新台導入評価（2024年9月～2025年2月の6カ月間の評価）を見ていったので、今回スロットの新台導入評価について見ていく。
改めて新台導入評価の説明をしていくと、直近半年間において、新台（※）導入台数、導入機種数、新台導入率、1機種あたりの最多導入台数を集計し、これらの集計値を順位付けしたもので、上位500位以内の店舗を「Ｓ」ランク、上位1000位以内の店舗を「Ａ」ランクとしている。
このように半年間満遍なく新台を導入し続けている店舗の評価が高くなるものである。
まず上位500店舗が該当する「Ｓ」評価の店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。
| Ｓランク店舗数 | ||||
| 都道府県 | 店舗数 | Ｓ店舗 | Ｓ前月 | 差分 |
| 愛知県 | 344 | 51 | 50 | ＋1 |
| 東京都 | 465 | 50 | 51 | ▲1 |
| 大阪府 | 419 | 41 | 40 | ＋1 |
| 福岡県 | 247 | 36 | 33 | ＋3 |
| 千葉県 | 248 | 30 | 31 | ▲1 |
| 埼玉県 | 284 | 29 | 31 | ▲2 |
| 神奈川県 | 309 | 25 | 25 | ±0 |
このように、最も「Ｓ」ランク店舗数が多かったのは、前回の「東京都」から「愛知県」となった。また、この2県の「Ｓ」ランク店舗数は50店舗以上と非常に多いのも特徴的。
また、「Ｓ」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ていくと、広島県（17店舗）、北海道（16店舗）福島県、兵庫県（以上15店舗）、新潟県、岐阜県（以上12店舗）、岡山県（10店舗）となり、前回10店舗以下だった都道府県の中では「新潟県」が10店舗以上となり、逆に「茨城県、三重県」の2県が今回は下回った。
なお、「Ｓ」ランク店舗が1店舗も該当しない県は1県のみが該当した。
次に、「Ｓ」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていくが、比率が10％を超えている都道府県は下表の通りとなる。
| Ｓランク店舗比率 | |||
| 都道府県 | 店舗数 | Ｓ比率 | 前回比率 |
| 愛知県 | 344 | 14.8% | 14.4% |
| 福岡県 | 247 | 14.6% | 13.4% |
| 石川県 | 52 | 13.5% | 11.5% |
| 岐阜県 | 94 | 12.8% | 10.6% |
| 千葉県 | 248 | 12.1% | 12.5% |
| 福島県 | 124 | 12.1% | 11.4% |
| 新潟県 | 103 | 11.7% | 8.7% |
| 宮崎県 | 78 | 11.5% | 11.5% |
| 岡山県 | 88 | 11.4% | 12.5% |
| 三重県 | 82 | 11.0% | 12.2% |
| 東京都 | 465 | 10.8% | 10.9% |
| 広島県 | 161 | 10.6% | 11.1% |
| 埼玉県 | 284 | 10.2% | 10.9% |
今回「Ｓ」ランク店舗比率が高かったのは「愛知県」の14.8％で、前回集計時に続いて最も高かった。「愛知県」は店舗数でもトップであったため、スロットの新台を中長期間にわたって最も積極的に導入しているといえよう。
一方で、パチンコにおける「Ｓ」ランク比率が最も高かった「新潟県」は、スロットの比率も大幅に上昇しており、直近半年間において他エリアよりも新台を積極的に導入しているエリアであった。
さて次回集計時には、新たに「Ｓ」ランク店舗数、店舗比率が大幅に増加する都道府県が見られるのだろうか。
[文・構成／情報島編集部]
※：新台は発売日から4週以内に導入したもののみとする
