
11月2日に導入されたパチンコ新機種「eとある魔術の禁書目録3」の導入後評価をまとめました。5項目の点数はAIが収集した意見をもとに算出しています。
▼各項目の評価
■点数
総合66点
演出82点・スペック58点・出玉性能78点・ ゲーム性62点・ファン満足度70点
■演出
新枠による美麗な液晶描写や迫力ある描き下ろしカット、キャラクター・信頼度別に細かく選べる豊富な先告知カスタムは高く評価されています。前作の過剰なバイブが緩和された点も好評ですが、手元へ変わった風ギミックには賛否があります。一方で、カスタム設定時は先バレ待ちの「虚無修行」になりやすく、強予告が絡まないと期待薄な尻下がり展開など、通常時の単調さに退屈さを感じる声も目立っています。
■スペック
初当たりがALL約1,500個払い出しのため、通常当選でも最低限の出玉が担保される点は安心材料です。しかし、通常時約1/348かつRUSH突入率50%の壁は険しく、連続単発時の投資負荷は甚大です。さらに公表継続率約75%のうち実質的な出玉獲得率は約66%で、残りは出玉無しの引き戻しに依存する仕様に対し、初代のような遊びやすさを好むユーザーからは「荒すぎて手が出しづらい」と敬遠されています。
■出玉性能
RUSH突入時の爆発力は十分で、噛み合った際の一撃2万発超えやコンプリート達成といった華々しい出玉報告が確認されています。消化スピードも速く現行機らしい爽快感がある一方、最終回転での引き戻しは出玉が付与されないため、当たっても玉が増えない徒労感を訴える意見が目立ちます。連チャン下振れ時の即駆け抜け頻度も高く、投資ペースに対して見返りが釣り合っていないと感じるユーザーも少なくありません。
■ゲーム性
前半の即当たりゾーンから後半のじっくりリーチゾーンへと移行する段階的な構成や、一方通行モードをはじめとする右打ち演出の完成度には支持があります。反面、前半30回転(約1/99)を抜けると後半100回転(約1/128)は急激に重くなり、期待感が持てず消化試合になりやすい点が不評です。後半パートでテンパイ煽りばかりが頻発し、見せ場もないまま駆け抜けてしまうバランス調整には不満の声が上がっています。
■ファン満足度
fripSide等の歴代名曲を網羅し、イヤホンジャック搭載で世界観に没頭できる点や、初代を踏襲した演出へのリスペクトは原作ファンから概ね好意的に受け止められています。しかし「とあるには過度なハイミドル荒波機ではなく、適度な遊びやすさを求めていた」という層が多く、仕様の乖離に落胆するファンも目立ちます。ホール導入初期の厳しい回転率も相まって、腰を据えて世界観を楽しめない点が悔やまれています。
▼総評
新枠による美麗な映像美や洗練された楽曲・演出、多彩な先告知カスタムといったコンテンツの完成度が際立つ一方で、スペックとゲーム性における構造的なアンバランスさが評価を二分する結果となりました。
通常時約1/348・突入率50%という重い入口に加え、公表継続率約75%の中に約25%の出玉を伴わない「リセット頼み」を含んだ設計は、初代のような遊びやすさや安定感を求めていたコアファンに強いストレスを与えています。さらに、右打ち前半を抜けた後の後半パートにおける期待感の急落や、下振れ時の駆け抜けの早さも相まって、ホールの厳しい調整下では投資に見合う納得感を得にくい状況を生んでいます。
一方で、噛み合った際の一撃性能や消化スピードは現行ハイミドル機として申し分なく、純粋な出玉力や爽快感を求める層からは一定の支持を獲得しています。総じて、版権愛に応える高いプロダクトクオリティを備えながらも、「とある」シリーズに求められていた親しみやすさと昨今の荒波トレンドに寄せたスペックとの乖離が埋まりきらず、幅広い層の定着を阻んでしまった惜しい一作と言えます。
©2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
