クレーンゲームもついに「0円」の時代へ、完全無料の「ゼロクレ」が登場

近年、アミューズメント業界で存在感を高めているクレーンゲーム。専門店の出店が全国で相次ぎ、パチンコホール企業が新規事業として参入するケースも見られる中、ついに「何回遊んでも0円」というサービスが登場した。

㈱Grabbitは9月1日、完全無料のオンラインクレーンゲーム「ゼロクレ」を正式リリースした。スマートフォンやパソコンから実際のクレーンゲーム機を遠隔操作でき、プレイ料金は一切かからない。景品の獲得・配送は行わず、「練習したい」「お金を気にせず遊びたい」といった需要に応える。βテストでは累計4万3,000回以上プレイされたという。

興味深いのはそのビジネスモデルだ。同社は「ゼロクレ」のほか、クレーンゲーム機の中古買取事業、クレーンゲームやゲームセンターに関するWebメディアを運営。YouTubeでも情報を発信しており、クレーンゲームを軸に複数の事業を展開している。

「ゼロクレ」自体も、企業やメーカーとのタイアップや商品PR、関連製品のテスト運用などを想定している。つまり、プレイ料金で稼ぐのではなく、無料体験によってユーザーを集め、その集客力や接点を広告・プロモーションなど別の収益につなげるモデルと考えられる。

さらにYouTubeでは、コメントと連動したライブ配信も実施。「見る」「参加する」「プレイする」を循環させ、自社メディアやサービスへの接点を増やす狙いもありそうだ。

「100円を入れて景品を取る」という従来のクレーンゲームとは全く異なる「0円」の仕組み。クレーンゲーム人気を背景に、遊技そのものではなく、そこで生まれる集客力をマネタイズする新たなモデルとして定着するのか注目したい。

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