ダイコク電機、情報システム事業が特需一巡で減収 VEGASIAや新製品販売堅調で通期予想は上方修正

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ダイコク電機は11月14日、2026年3月期第2四半期決算を発表した。それによると、売上高303億7200万円(前年同期比マイナス12.0%)、営業利益69億8500万円(同マイナス23.3%)、経常利益70億3800万円(同マイナス23.0%)、純利益47億3600万円(同マイナス23.7%)となった。

情報システム事業は、売上高254億4900万円(前年同期比マイナス21.8%)、セグメント利益71億2300万円(同マイナス31.0%)で減収減益となった。カードユニットの改刷対応に伴う特需が一巡したことで、パチンコホール向け製品等の売上は前年同期を下回った。一方、カードユニット「VEGASIA」の販売台数は前年同期を上回り、新製品「BiGMO XCEL」「TJ-01」や情報公開製品の販売が好調に推移した。また、主要サービスも堅調に推移し、スマート遊技機の普及にともないMIRAIGATEサービスの加盟店舗数が増加したことから、サービスの売上は前年同期を上回った。

アミューズメント事業は、売上高42億9200万円(前年同期比プラス132.9%)、セグメント利益10億6300万円(前年同期はセグメント損失200万円)となり、大幅な増収増益となった。パチンコ向け制御部品の売上は前年同期を上回ったほか、第1四半期にグループ会社のDAXELが開発したスマスロ「ようこそ実力至上主義の教室へ」と、元気が開発した自社ゲームタイトル「首都高バトル」の販売が堅調に推移しことが寄与した。

また、同社は2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。売上高510億円(前回発表予想比プラス25億円)、営業利益75億円(同プラス22億円)、経常利益75億円(同プラス22億円)、純利益47億円(同プラス23億円)とした。修正理由については、スマパチの導入が想定を上回って推移し、「VEGASIA」や「BiGMO XCEL」をはじめとした新製品の販売が堅調だったこと、「ようこそ実力至上主義の教室へ」の販売が業績に寄与したことなどを挙げている。

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