小規模ホールの経営戦略は今後どうなるか、艱難辛苦の道は続く【我市場的瑣末主義】

パチンコ店看板

昔からよく知る1,2店のホール企業から取引停止の連絡が届く。経費の見直しのため、と。その後その店がM&Aで大手ホールに売却されたことを官報で知る。そうかパチンコ事業から撤退したのか。

過去20年の間に経営を引き継いだ会社をさらに成長させている二代目三代目経営者は少ない。承継した会社の規模が10店舗以上であればそれなりの成長軌道も描けるが、1,2店から始めるとなると襲い来る艱難辛苦を払いのけるだけの強靭な事業意欲が必要になる。

順風・逆風の時代背景もある。追い風となるべき機械スペックも。今後2,3店以下のホールの経営戦略はどうなるか。すでに競合環境も落ち着いていればあとは粛々と稼ぐだけ。気になるのは新たな投資を迫られること。

ひげ紳士で知られる『チャレンジャー幸手店』も改刷対応やスマート遊技機、諸経費の高騰を理由に休業を発表した。すでにギリギリの利益構造では追加投資も難しく回収も見込めなければ休業か他企業の傘下に入るしか術はない。

これからインフレが加速すれば経費の高騰は続く。一方でお客は海辺の潮が引くように静かに確実に減っていく。自店が潮の引いたあとに残る人口の潮だまりに位置するかどうか。艱難辛苦の道は続く。

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