パチンコ・パチスロの継続意向、3年連続で「継続意向あり」が増加 ~日遊協「パチンコ・パチスロファンアンケート調査」

「2024年パチンコ・パチスロファンアンケート調査」表紙画像

日本遊技関連事業協会(日遊協)は3月13日、パチンコホール来店者を対象に実施した「2024年パチンコ・パチスロファンアンケート調査」の結果を発表した。

同調査は、今後の業界の発展に資することを目的とし、パチンコ・パチスロファンの特性、プレー実態、ニーズ等とその動向変化を把握するための定点観測調査として位置付けられるもの。今回の調査は昨年11月13日~12月16日までの期間、日遊協加盟企業の運営店舗に加えて、MIRAIに加盟する店舗など17社・527店舗での来店客を対象に実施し、2515人からサンプルが集まった。

1日あたりの遊技時間は、2023年度と比較して平日は「1時間以上3時間未満」~「3時間以上5時間未満」、休日は「5時間以上」が僅かに増加した。また、1日あたりの平均使用金額は「1万~3万円未満」が35.9%で最も高く、平均値は3年連続で増加。過去6年間で最も高い数値となっている。

パチンコホールへ行く頻度の前年比較では、「変わらない」が最も高く59.2%、「前年よりも減った」が27.3%、「前年より増えた」が13.5%となった。2023年度との比較では、「前年より増えた」がわずかに減少した。

頻度が増えた理由では「余暇時間が増えたから」が40.5%で最も高かった。また、2番目に多かった「顔なじみ・話相手がいるから」は3年連続で割合が増加している。一方、減った理由では「勝てなくなったから」が37.1%で最も高く、「お金の余裕がなくなったから」が30.6%、「パチンコ・パチスロが以前よりお金がかかるようになったから」が30.0%と続いた。なお、「パチンコ・パチスロが以前よりお金がかかるようになったから」は3年連続で増加している。

今後のパチンコ・パチスロの継続意向について、「とてもそう思う」と「そう思う」を合わせた「継続意向あり」が57.8%となり、3年連続で増加している。続けたい理由としては、3年連続で「機種が面白いから」(30.0%)「遊びたい機種が多いから」(23.6%)が上位となり、引き続き遊技機の面白さが遊技のモチベーションに繋がっている傾向が見られる。

将来パチンコ店にあったら便利だと思う施設・サービスでは「キャッシュレスで遊技できるシステム」(32.3%)が4年連続で最も高かった。ほかにも「インターネットショップを利用できる景品交換システム」(18.9%)、「無料で遊べるコーナー」(16.7%)、「ホール以外の場所でインターネットを使用して賞品を選べ、貯玉で交換するサービス」(15.3%)が上位となった。

スマート遊技機の遊技経験率は、スマパチが65.0%(前年度比プラス16.3ポイント)、スマスロが63.7%(同比プラス12.3ポイント)と、スマパチの増加率が高くなっている。また、スマート遊技機の経験理由として最も多かったのはスマパチでは「玉に触らなくて良くなったから」(44.6%)、スマスロでは「メダルに触らなくて良くなったから」(46.5%)。一方で、未経験理由として最も多かった回答はスマパチが「好きな機種・遊技機がないから」が41.8%、スマスロが「複雑で難しくてよくわからないから」が44.1%と、スマパチとスマスロで傾向が異なっている。

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