習慣を変えない人が顧客の中心になっている危険性、新聞・飲酒・タバコ・パチンコといずれも昭和的【我市場的瑣末主義】

パチンコ店イメージ画像

最近は喫煙ルームをつぶしてスロット島を増設し、喫煙ブースを通路に置く店が増えている、と喫煙ブースのメーカー役員が話す。稼働がいい店ほどそういう傾向にある、と。

「ホールのお客さんの6~7割が喫煙者。そのうちヘビーなユーザーほど加熱式ではなく紙巻きタバコの愛煙家が多い。喫煙ルームだと吸いだめするためか滞在時間が長くなる傾向がありその分遊技時間が短くなる。

喫煙ブースだと島から近い通路にあるので度々吸いに行くのも苦にならずすぐに席に戻ってくれる。その違いは稼働の高い店ほど差が出てくるので、お試し設置後に外すのは低稼働店ばかり。そういう店はブースを入れる前にやることがある」と。

業界は紙巻きタバコをいまだ吸い続ける喫煙者に支えられているのかも。習慣を変えない人が顧客の中心になっている危険性。その人たちがいなくなったら--。

習慣を強引に変えられることで痛い目にあうのはコロナで経験済み。今後は沈静化することのない疫病、老化や健康寿命で行きたくても行けないという事態に対処しなければならなくなる。

習慣を利益の源泉にするビジネスは多い。新聞、飲酒、タバコ、パチンコも。いずれも昭和的。新しく習慣に組み込まれるのは容易ではない。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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