官報にホール企業の決算書がときどき載る。よく知るホールのバランスシートを読んでその数値に驚くことがある。超優良企業と言っても言い足りないほど。決算書だけみてこの会社の事業を当てよというクイズがあったとして、誰も決してパチンコ店経営と想像できないのではないか。
BSは経営者の成績表。複数のそうした超優良企業を仔細に分析すると大まかな共通点がいくつか浮かび上がる。まずは本業への集中。他の事業を経営することはあってもあくまで枝葉に過ぎずほぼすべての経営資源をパチンコ店経営に投下している。
ぶれないというか浮気をしないというか。新規出店にそぐわない時代は出店を控えるのでその分積み重なった利益の使い道に滞り、異様に現預金の蓄積されたBSに資金効率の悪さを揶揄されることも。
店は首都圏に集中している。会社の雰囲気はどちらかと言えば地味。業界内外への情報発信も少ない。世間で目立つようなイメージアップ策も積極的におこなっているわけではなく、しかし採用は熱心に続けている。業界団体活動も控えめで、堅実、真面目に本業に励み、驚異的BSを叩き出す。
そういう企業が少なくとも業界内に存在しているのは希望なのかも。次に彼らが何をやるか。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋