
回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)関東・甲信越支部は7月13日、東京都台東区の東天紅本店において、令和8年度地区研修会を開催した。
来賓として出席した警視庁生活安全部保安課の今村浩一係長は、組合が継続して取り組むホール駐車場での子どもの車内放置防止活動について、「本来業務ではないにもかかわらず、大切な命を守るために継続している非常に意義のある活動」と評価。「熱中症対策など体調管理に留意しながら、今夏も巡回活動に尽力してほしい」と述べ、社会貢献活動を通じた業界の健全化に期待を寄せた。
また、業界に対する要請事項として、①風営適正化法に基づく各種手続きの適正な運用、②中古機流通制度の適切な運用、③犯罪防止への取り組みの3点について説明した。
風営適正化法に関しては、遊技機の変更承認申請や認定申請に伴う実地調査の合理化に向けた試行運用を紹介するとともに、中古遊技機の点検確認の重要性を改めて強調。「稼働させなければ問題ない」といった認識ではなく、故障の有無や部品交換時期などを適切に管理し、不適切事案の防止に努めるよう求めた。
中古機流通制度については、警察行政手続オンラインシステムの運用開始に伴い、保証書の電子化が4月から導入されたことを説明。縮小印刷や不要な線の混入、裏表印刷などの書類不備事例を紹介し、点検・確認体制の徹底を呼び掛けた。
さらに犯罪防止の観点からは、「闇スロ」対策として遊技機の適正な廃棄処理を要請。今年5月に東京都内2カ所で摘発事案が発生したことを踏まえ、新台導入から中古流通、廃棄処分に至るまで、適正な管理の徹底を求めた。
研修会ではこのほか、5月26日に開催した通常総代会の報告や組合活動の重点項目、各委員会の活動状況を説明。また、BT機の普及に向けた取り組みについて、7月3日に日工組・日電協が開催したBT機勉強会の内容を共有し、遊技人口回復の突破口として期待されるBT機の役割や将来性について理解を深めた。
最後に大饗裕記理事長は、「業界を取り巻く環境は依然として厳しいが、『BT10』構想の実現に向け、回胴遊商が果たすべき役割は大きい」と述べ、組合員に対し一層の結束を呼び掛けた。
