本年の累計閉鎖数は200店舗を超える、4月中に閉店・休業を選択したパチンコ店は24軒で7000店舗の大台を間もなく割り込む

閉店イメージ

2023年4月期におけるパチンコホールの閉店数は、現時点で24軒確認されている。さすがにGW商戦を控えて閉鎖を選択するホールは少な目だった。それでも、3月までに180店舗以上のホールが閉店・休業していたため、本年の累計閉鎖数は200店舗を超えたことに。

閉鎖ホールの内訳をみていくと「設置台数が300台以下の小規模店」が11軒で半数以下となっている。一方で700台以上の大型店は見られず、中規模ホールの閉鎖が多かったと評せるだろう。

そんな中で最大規模だったのが岡山県岡山市の『円山マルハチ』で614台だった。2003年8月にオープンしていたが、節目の20年目に閉鎖されることに。

また、三重県桑名市の『エアポート777桑名店』(564台)と大阪府寝屋川市の『ARROW香里園店』(560台)、そして大分県中津市の『サミット1相原本店』(515台)までが500台以上となっていた。

4月期は総じて(近隣にグループ店舗が存在するエリアにて)店舗統合のような格好で閉鎖するホールが目立っていたものだ。やはり書き入れ時となるGW商戦が明けてから店舗を閉じるケースが多そうである。

既に10軒ほどのホールが5月7日(日)の営業を以って閉店する旨を告知済みで、その数はこれから更に増えることだろう。

現時点におけるパチンコホールの総数は、出店準備中の店舗を含めても7025軒まで減少した。(なお、編集部では一部のツイン店舗を1軒としてカウントしている場合があるため、警察庁発表数値とは若干異なる点にご留意頂きたい。)

5月中に7000店舗の大台を割り込むことはほぼ確実な状況だ。なお、全国には依然として300台以下の小規模ホールが1600店舗ほど残っており、いずれは6000店舗割れも視野に入ってくることだろう。

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