新機種についてネット上の評価を拾い集め点数化した「AIレビュー」についてのコラムをお届けします。
「AIレビュー」とは、その機種におけるネット上の評価・コメントを拾い集めて点数化したもの。ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い=ユーザーの評判が良い」「点数が低い=ユーザーの評判が悪い」と思ってください。
「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。打つ前の指針になるかなと思っています。
今回は5月7日より導入されたパチスロ新台を「導入後評価」の総合点によるランキング形式で紹介したいと思います。パチスロ3機種が対象となっています。
AIレビューの点数や詳細なポジティブ・ネガティブ意見は新台ページからも確認できますので、ぜひ見てください。
1位(→) スマスロ 緑ドン VIVA!情熱南米編 REVIVAL(ユニバーサルブロス)
総合35点(74)
演出40点(76)・スペック45点(76)・出玉性能30点(70)・ゲーム性25点(79)・ファン満足度20点(69)
話題度とは裏腹に導入後のユーザー評価は低水準となっており、不満点は通常時の単調さと低設定域における絶望的な出玉性能に集中している。演出面では懐かしさを評価する声もあるものの、全体的なバランスの悪さや期待感の欠如が指摘されている。出玉性能は非常に荒く、万枚報告のような一撃性はあるものの、多くのプレイヤーはATの駆け抜けや出玉の伸び悩み、そして投資スピードの速さに苦しんでいるようだ。ゲーム性についても、多くのファンに愛された初代「緑ドン VIVA!情熱南米編」の良さを継承できておらず、むしろ不人気であった「VIVA2」に近いという評価も散見されている。
結果として、ファン満足度は極めて低く、リバイバル機としての期待を大きく裏切る形となっている。過去の人気機種をスマスロとして現代に蘇らせる際、どの要素を忠実に継承し、どの要素を現代のプレイヤーに合わせてアレンジするのか、そのバランス感覚が極めて重要となるが、本機はその点で多くのプレイヤーの期待を裏切ったと言わざるを得ない。
2位(↑) スマスロ ようこそ実力至上主義の教室へ(DAXEL)
総合33点(70)
演出55点(81)・スペック30点(65)・出玉性能25点(70)・ゲーム性20点(75)・ファン満足度45点(88)
導入初期のユーザー評価は極めて厳しいものとなっている。特にゲーム性(CZの突破困難性、択当てへの依存、ベル連続の厳しさ)、出玉性能(低平均リターン、クラスランク期待値との乖離)に対する不満が顕著である。稀に大量の出玉獲得報告も見られるが、これらは例外的なケースで、コンテンツファンからは一定の評価があるものの、それ以上にゲーム内容への失望感が大きい。
導入後のユーザー意見から浮かび上がる典型的なユーザー体験は、少ない見返りのために多額の投資を強いられ、不公平に感じるシステムと格闘する、といったフラストレーションに満ちたものである。荒いスペックを好む一部のには受け入れられる可能性があるものの、ゲーム性にはほとんどのプレイヤーにとってつまらないと感じさせており、広範な不満を引き起こしている。
3位(↓) Lパチスロ 機動戦士ガンダムSEED(ビスティ)
総合29点(72)
演出45点(80)・スペック30点(60)・出玉性能35点(85)・ゲーム性20点(50)・ファン満足度15点(75)
導入初期の評価は、否定的な意見が多数を占めた。ゲームの核となるCZやSTのループ部分は、その極端な難易度や不公平感(「デキレ」疑惑)から広範な批判を受けており、意図された「自力感」を損なっている。BGMは高く評価されているものの、他の演出面や出玉の一貫性については低い評価が目立つ。特に重大なのはコンテンツファンが、原作の魅力を損なうものとして深い失望を表明している点である。
稼働は比較的良好に見えるものの、否定的な意見の圧倒的な量は、本機が商業的に苦戦する可能性を示唆している。上位ATの高いポテンシャルと、多くのプレイヤーが経験するであろう厳しい通常時のプレイ内容との間の大きな隔たりが、不満を増幅させる主要な設計上の欠陥であるように見受けられる。
総括
パチスロの導入後評価では、導入前と変わらず「スマスロ 緑ドン VIVA!情熱南米編 REVIVAL」が1位となりました。しかし、1位でも35点と非常に低水準なものに収まっており、話題性が高い機種が多かったにしては期待外れな結果と言えるかもしれません。
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©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
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