
6月15日に行われた日遊協の総会で、2027年12月末までにはパチンコのキャッシュレスシステムの構築が完了する見込みだと発表された。
【関連記事】GMOと協力で27年末までにキャッシュレスシステム構築、日遊協総会で西村会長
これに伴いSNS上では現在、キャッシュレスに対する是非を考える議論が過熱している。
そこで、例によってAIを使い意見の傾向や比率などを抽出してみることに。果たして結果は…?
▼意見の割合

意見の割合を抽出すると、反対派が約55%、慎重派も合わせると約85%が導入に懐疑的となりました。
素人考えですが、キャッシュレス化がここまで反対される業界は稀なのではないでしょうか。次は、「反対派」「慎重派」「賛成派」、それぞれの意見を見てみたいと思います。
■反対派意見の要約
主に一般ユーザーのリアルな危機感に根ざしています。
物理的な紙幣が消えることで金銭感覚が麻痺し、生活破綻や依存症の悪化を招く危険性を最も危惧しています。また、決済手数料が発生することで、ただでさえ辛いホールの出玉状況(設定・釘)がさらに悪化し、結果的にユーザーが全負担を背負わされるという構造を鋭く見抜いて警戒しています。
+ 反対派のコメント一覧はこちらをクリック
■反対派の意見
・諭吉をサンドに入れる時のあの「痛み」があるから理性を保てる。画面をタップするだけでチャージできたら、金銭感覚が完全に崩壊する。
・決済手数料の数%を店が被るなら、その分スロットの設定は下がり、パチンコの釘は締まる。これ以上客から毟り取る気か。
・現役でホールを支えてる高齢者がスマホ決済なんて使いこなせるわけがない。常連の高齢者を切り捨てる気か。
・もしキャリア決済やクレカ、後払いサービスと連動したら、手元にない『借金』で打つ奴が絶対に続出する
・貸出だけキャッシュレスになっても、結局交換所で現金をもらうなら中途半端。
・業界は『アプリで上限設定できるから安心』と言うが、破産した時に『設定しなかったユーザーが悪い』と責任転嫁するための言い訳に過ぎない。
・自分がいつ、どの店で、何円使ってどれだけ負けたかという極めて個人的なデータを、決済会社や国に監視されるのが不快。
・もしユーザー側にチャージ手数料がかかる仕様なら、ギャンブルを始める前段階で金をドブに捨てるようなもので、納得いかない。
・結局、パチンコ業界を利用して『決済手数料』で楽に儲けようとしている企業だけが得をするシステム。
■慎重派意見の要約
主にホールの店長や中小経営者、現実主義なファンによる「実務・法律上のハードル」の指摘です。
電波状況の整備や、スマホのバッテリー切れ、通信障害時の補償、現場での高齢者への対応など、「実際に導入した初日から現場で起きるトラブル」をリアルに想定しています。また、新紙幣対応の巨額投資を終えたばかりの時期であるため、資金力のない中小ホールがさらに淘汰される格差社会等を懸念しています。
+ 慎重派のコメント一覧はこちらをクリック
■慎重派の意見
・・大手は設備投資できるが、地方の弱小ホールにキャッシュレス対応サンドを導入する資金力はない。格差がさらに広がる。
・パチ屋の建物は電波が悪いことが多い。全台がストレスなく通信できる超強固なWi-Fi環境などを店側が整備するコストも馬鹿にならない。
・貸出しだけでなく、交換所まで完全に電子マネー化できないと、本当の意味でのキャッシュレス化とは言えないのでは?
・1日の利用上限をアプリで設けても、上限に達したら現金で打ち直すだけ。実効性のある依存症対策になるのか見極めが必要。
・長年『現金商売』として定着してきたパチンコ。ユーザーが『電子マネーでパチンコを打つ』という文化に馴染むには5〜10年はかかる。
・買い物とは違い、数分で数万円が消失するギャンブル。同じ決済システムをそのまま流用して本当に破綻しないか実験が必要。
・せっかく大金を叩いて新紙幣対応のサンドに買い替えたばかりなのに、今すぐキャッシュレス化と言われても店側の資金が持たない。
・他人の名義や不正に入手した電子マネーを使ってパチンコ台に流し込み、出玉として現金化する『マネロン』の温床になりそう
・スマホの充電が切れたら遊技も精算もできなくなる。全台に急速充電器を配備するなど、店側の付帯設備コストがさらに増える。
・A店はキャッシュレス、B店は現金のみ、となった場合、ユーザーが混乱して一時的に稼働が落ちるリスクがある。
・キャッシュレスにすれば若者が来ると言うが、そもそも若者はパチンコ自体に興味がない。決済方法を変えただけで客が増えるとは思えない。
・最初は『手数料1%』などで釣っておいて、普及しきった後に決済会社が手数料を3%、5%と引き上げてきたら、ホールは逆らえずに詰む。
■賛成派意見の要約
主に大手ホール関係者や、デジタルネイティブな若い世代の「イノベーション歓迎」の姿勢です。
毎日の売上回収、計算、補充にかかる莫大な人件費の削減や、強盗・置き引き・偽札といった「現金特有の防犯リスク」を100%排除できる効率化が最大のアピールポイントとしています。また、スマスロ・スマパチによって玉やメダルがデジタル化したのだから、決済もデジタル化して「手ぶらでスマートに打つ」のが時代の必然であるという先進的な視点です。これにより、財布を持たないZ世代の取り込みや、インバウンド需要、アプリの利用上限設定による「スマートな自己管理」など、業界全体のイメージをクリーンに変革したいという狙いがあります。
+ 賛成派のコメント一覧はこちらをクリック
■賛成派の意見
・残高のあるICカードを精算機で現金に戻したりする無駄な時間がゼロになる。
・毎晩の売上回収、深夜の紙幣計算、両替機への現金補充にかかる人件費がごっそり浮く。その分を設定や出玉で還元してほしい。
・スマスロ・スマパチで玉もメダルも触らない時代。決済だけが現金のままな方が不自然。これでようやく完全デジタル化が完結する。
・店内に大量の現金を置いておかなくて済むから強盗に狙われない。ユーザー側も、財布の置き引きやカードの盗難被害から解放される。
・スマホさえあればいつでも打てる。財布に現金が入っているかを気にせず、仕事帰りや隙間時間にライトに遊べるようになる。
・ネットバンキングや決済アプリの履歴を見れば、いつ・いくら使ったかが一目瞭然。ノートに収支を付けなくても自動で管理できる。
・普段の買い物みたいに、パチンコを打つだけで決済アプリのポイントや、ホールの独自ポイントが貯まるなら、現金で打つより圧倒的にお得。
・外国人観光客が日本の文化としてパチンコを打ちたくても、現金の壁が高かった。クレカやQRで打てるなら、新しい観光資源になる。
・「パチンコ=アングラ、裏社会、現金主義」というイメージを払拭し、映画館やゲーセンと同じクリーンなエンタメに進化できる。
・現金だと歯止めが効かなくなる人でも、アプリ側で『1日2万円まで』とロックをかければ、それ以上熱くなって使いすぎるのを物理的に防げる。
・今の20代は財布すら持たない完全キャッシュレス生活。現金しか使えないからという理由で敬遠していた若い層を取り込むチャンス。
・『今週末はキャッシュレスチャージで還元率UP!』のような、WEBやアプリと連動したリアルタイムな集客イベントが打てるようになる。
▼総括
総じて、利便性や効率化というメリットはあるものの、遊技特有の「現金のブレーキ」が外れる恐怖や、最終的にユーザーへシワ寄せが及ぶ懸念から、現在は否定・警戒する意見が過半数を占める優勢な状況となっています。
個人的には手数料や設備投資などで、ホールの出玉状況(設定)にシワ寄せがくる恐れがあるのならヤメてほしいかなと思いますね。もしキャッシュレス化を実現したことで、今まで打たなかった新規層が増えるのなら凄く良いことだとは思いますが…。