日工組、多様なゲーム性の提供で遊技ファン拡大へ

日本遊技機工業組合(日工組)は6月3日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門において第66回通常総会を開催した。

総会後の懇親会で挨拶した榎本善紀理事長は、開催前日に接近した台風の影響に触れながら、「パチンコ業界もさまざまな課題に直面しているが、これまで進めてきた取り組みによって新たなゲーム性や多様な遊技機が生まれつつある。失われたユーザーの信頼を取り戻し、誰もが安心して楽しめるパチンコを提供していきたい」と述べ、関係者に対して引き続きの協力を求めた。

来賓として挨拶した警察庁生活安全局保安課の保坂啓介課長は、昨年市場投入された新たな遊技性を備えた遊技機やイヤホン接続機能搭載機などに言及。「業界活性化やイメージ向上に向けたさまざまな取り組みが進められていると認識している」と評価した。そのうえで、本年3月に変更されたギャンブル等依存症対策基本計画や大阪IR開業に向けた動きなどを踏まえ、「安心して遊技そのものの面白さを楽しんでもらえるような遊技機の開発・製造が進められることが重要」と述べ、今後も業界とのコミュニケーションを重ねながら健全化施策を推進していく考えを示した。

令和8年度事業計画では、「多様な遊技ファンを惹きつける遊技機の開発・提供」「出玉に頼らない安心して遊べる遊技機の開発・提供」「広報活動を促進し遊技ファンの拡大に努める」「コスト低廉化に向けた施策」など11項目の基本施策を掲げた。

遊技機開発に関しては、幅広いユーザーニーズに対応するため、多種多様な遊技機の導入促進を目的とした低・中射幸機の検討を継続。また、羽根物機については一部構造や性能に関して警察庁と確認を行い、今後はこれまでにない機械構造や遊技球の動きを活用し、ユーザーがより楽しめる遊技機の開発・提供に取り組んでいくとした。

なお、令和8年度の証紙発行枚数は、ぱちんこ遊技機が約85万枚、回胴式遊技機が約20万枚を見込んでいる。

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