
愛知県にてパチンコホールを店舗展開する玉越(本社・愛知県名古屋市)は4月9日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「第44期年度方針発表会」を開催した。
冒頭、髙木宏動社長は第44期の方針として「未来創進」を掲げた。変化する時代や顧客ニーズに応え続ける姿勢に加え、遊技業界にとどまらない新たな体験や地域価値の創出、そして挑戦を恐れない行動力の推進を軸に、①差別化戦略②撤退戦略③改善戦略④積極戦略の4つを柱とする中期経営計画(第43期~第45期)の2年目として各施策に取り組む方針を示した。
業績面では、遊技場運営事業が前年比3.7%増と堅調に推移。飲食・宿泊・ライセンス・Eコマース・ランドリーなどの多角化事業も同26.1%増と伸長しており、「遊技事業を核とした多角化のポテンシャルをさらに活かしていきたい」とした。また、業界環境については市場規模や参加人口の変化を踏まえ、「単なる生き残りではなく、選ばれ続ける店舗づくりが重要」と指摘。生成AIの活用についても、業務効率化にとどまらず体験価値の向上に活用していく考えを示した。
続いて、犬塚圭太取締役が第44期の重点戦略を説明。営業方針として①導入機種の価値最大化②長く楽しめる営業への転換③既存顧客からの支持強化④店舗ごとの個性創出⑤接客と空間品質の向上⑥データと現場力の融合の6項目を掲げた。ホール環境については「匂い対策」を最重要課題と位置付け、清潔感の維持や空調管理の最適化を進める。また、クレーンゲームなど一坪エンタメの導入を通じ、遊技以外の楽しさの提供にも取り組むほか、X(旧Twitter)を活用した情報発信の強化にも乗り出す。
このほか、2018年平昌オリンピックの金メダリストで元スピードスケート選手の高木菜那氏を講師に迎え、モチベーションの在り方をテーマとした講演も行われた。
