新コンセプト機『遊moreLT』という考え方【インタビュー:豊丸産業㈱ 代表取締役社長 永野光容氏】

パチンコメーカーの豊丸産業は3月2日に新コンセプト『遊moreLT(ユウモアラッキートリガー)』を発表した。新コンセプト発表の経緯と、このたびリリースした第一弾「遊moreLT PエガブレイブVVV」について、同社代表取締役社長である永野光容氏に独占インタビューを行った。

――新コンセプト「遊moreLT」はどのような経緯で生まれたのですか?

永野 昨今パチンコ市場において、パチスロの稼働が安定している反面、パチンコの稼働が右肩下がりになっています。それはここ数年、市場に設置されるパチンコ機の射幸性・玉単価が高くなり過ぎて、パチンコファンがついて来られなくなっているのが主たる原因ではないかと私は考えています。

そこで弊社は「遊びやすく」「適度な射幸性」を持った遊技機を市場に投入し、パチンコファンの流出を止めようと考え、昨年より「超甘LT」と銘打ったコンセプト機を4機種続けて販売して参りました。

そしてこの度、さらに遊技性の幅を広げた新ジャンル機を創出し、パチンコファンの選択肢を増やすために、「超甘LT」を改め「遊moreLT」という新コンセプトを誕生させました。

――今回のコンセプトの特徴とは何でしょうか?
永野 新コンセプト「遊moreLT」は、「長く遊べる」「適度な射幸性」に加えて「創意工夫ある遊技特性」の3つの柱を軸として、所謂セブン機と言われるジャンルだけでなく、ハネモノや権利物のようなゲーム性を持った遊技機にも注目し、プレイヤーの選択肢の幅を広げられるような機械の開発を進めて参りました。

また、パチンコは玉の動きで一喜一憂する遊びという原点を重視し、シンプルでありながらも遊技する度に違った感覚が味わえるような奥の深いゲーム性で、「コレが本物のパチンコだ!」と言われるようなパチンコらしいパチンコ機、それが新コンセプトの特徴です。

――従来のLT機との違いとはなんでしょうか?
永野 現在主流のLT機は、どれも初当り確率が遠く射幸性の高い遊技機が多いように思います。そのような遊技機を否定するつもりは毛頭ありませんが、それが過度にまん延している状況が、本当にパチンコファンのためになっているのか、ずっと疑問に思ってきました。

そこで当社は、初当りを1/50未満に設定し、「遊びやすさ」と「適度な射幸性」を兼ね備えたスペックを「超甘LT」と定義し、従来のLT機とは一味違った遊技機の開発を進め、販売してきました。そうして試行錯誤しながら、その定義を拡大したのが「遊moreLT」で、さらにゲーム性の幅を広げた唯一無二の遊技機の創出を目指しています。

――第1弾「遊moreLT PエガブレイブVVV」はどのような方向性ですか?

永野 今まで「超甘LT」として市場投入してきた遊技機は、どれも液晶画面上の演出がゲームの主体で、一見普通のセブン機と変わりません。

そこで今回は、パチンコの原点に返り、玉の動きを楽しんでいただくことをゲームの主体とした遊技機の開発を進めました。私も自ら社内にある試打室で、毎日のように何時間も遊技機と対峙し、遊技される方が本当に楽しく感じるだろうかと思案しながら、開発をサポートして完成させました。

その結果、新コンセプト機の第1弾「遊moreLT PエガブレイブVVV」は「コレが本物のパチンコだ」と言える遊技機に仕上がったと自負しています。玉の動きの面白さはもちろん、大当り履歴がLT突入の契機となる業界初の機能を備えたことで、これまでにない遊技感を楽しんでいただけると思っています。

そのような新しいゲーム性に加え、今回も江頭2:50さんに全身全霊協力いただき、多くのパチンコファンの皆様を笑顔にできるものと確信しています。

――今後のシリーズ展開はどう考えていますか?

永野 昨年投入した「超甘LT」シリーズは一定の稼働を現在も維持しており、引き続き支持されるものと期待しています。今後は「遊moreLT」シリーズとして継続的に開発し、液晶機にはとらわれず様々な遊技機を市場投入していく予定です。また弊社らしいタイアップも考えておりますので、是非とも期待していただきたいと思います。

また、当社の「遊moreLT」だけではなく、各遊技機メーカーから「低玉単価」で「玉の動きを楽しめる」遊技機が登場し、それがホール様の一角で存在感を示すようになれば、パチンコの活性化に繋がるように思っています。当社だけではなく、今後のパチンコメーカー各社の動向にも是非ご期待いただきたいと思います。

――最後にホール関係者やパチンコファンへのメッセージをお願いします。

TSCバッジ

永野 当社の経営理念は、「我が社が創造するアミューズメントの力で、世界中の人々を笑顔にします」です。世界どころか、パチンコ市場でも、その理念の実現には程遠い状況ですが、パチンコファン、ホール様、そしてメーカーの三者が、共に笑顔になれるような業界を目指そうと、昨年、TSC(Three Smile Challenge)という理念を社内に掲げました。本日、装着しているTSCバッジを全社員が身に付け、日々、本気で取り組んでいる所です。この当社の理念に共感いただけるようでしたら、ホール様もパチンコファンの皆様も、是非、小さな会社の大きな挑戦を応援していただければ嬉しいです。

――ありがとうございました。

機種情報

遊moreLT PエガブレイブVVV
(型式名:P遊moreLTエガブレイブAX4)

人気お笑い芸人・江頭2:50とのタイアップ、新ギミック搭載の新ジャンルLT機。
通常時の大当り履歴がLT突入の契機となっており、盤面上部の「Vランプ」が3つ点灯するとLT突入となる業界初の新機能を搭載。RUSH終了後には「V GETチャンス」というチャンス機能も存在する。

■大当り振分
特図① 10R:25%、5R:25%、4R:25%、3R:25%
特図② 10R:100%
■大当り出玉
3R:198個 4R:297個 5R:396個 10R:891個
■エガRUSH(LT)継続率
初回:継続濃厚 2回目以降:約80% 合算:約83%
■エガRUSH終了後「V GETチャンス」搭載

導入開始:2026年6月8日
ティザーPV
https://youtu.be/zNsPuds0n-w

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