【パチンコM&A】㈱ABCが愛知県刈谷市のパチンコ店『名宝刈谷店』を事業承継、愛知県内2店舗目

愛知県刈谷市のパチンコホール『名宝刈谷店』が㈱ABCに事業承継されることが、12月22日の官報に公告された。

同店は、名鉄瀬戸線「刈谷駅」から北へ約1km進んだ県道282号線沿いに立地。パチンコ機400台・パチスロ機280台（合計680台）を設置する中規模ホールで、周辺には『メガコンコルド1020＋刈谷知立店』や『ZENT刈谷店』などの強豪ホールが軒を連ねる、競争の激しいエリアとなっている。

同店を運営してきたのは、愛知県を中心にパチンコホールを展開する名豊観光㈱。経営店舗の大半が「名宝」の屋号を冠しており計12店舗を運営。コロナ禍以降に5店舗を閉鎖していて、新規出店等の大きな動きはみられず、最盛期からはだいぶスリム化している。

一方、『名宝刈谷店』を取得した㈱ABCは、静岡県を中心にパチンコホールを展開する有力チェーン。経営店舗は全て「ABC」の屋号を冠し計33店舗を運営してきた。

2016年には『ABC豊川店』（愛知県豊川市）をグランドオープンし、愛知県へ初進出を果たしたが、その後は新規出店などの大きな動きは見られず、既存店舗のテコ入れを優先してきたように映る。

そうした中で、愛知県内2店舗目となる『名宝刈谷店』の取得により、同県における存在感は一層高まることになりそうだ。今後、出店攻勢へと転じるのか、ABCグループの動向にも注目が集まる。

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