7月7日導入のパチンコ「LT3.0プラス」対応機でもっともユーザーに期待されている機種は⁉【新台AIレビュー】

7月7日導入のパチンコ「LT3.0プラス」対応機

今回は7月7日より導入される新基準「LT3.0プラス」に対応したパチンコ新台6機種を、「導入前評価」の総合点によるランキング形式で紹介したいと思います。

■対象機種
「e東京リベンジャーズ」(サミー)
「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 シンラver.」(SANKYO)
「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.」(SANKYO)
「e犬夜叉3.0」(ディ・ライト)
「e 一方通行(アクセラレータ) とある魔術の禁書目録」(JFJ)
「e冒険島」(三洋物産)

※「AIレビュー」とは、その機種におけるネット上の評価・コメントを拾い集めて点数化したもの。ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い=ユーザーの評判が良い」「点数が低い=ユーザーの評判が悪い」と思ってください。「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。

新台情報・AI評価

パチンコ

1位 「e東京リベンジャーズ」(サミー)

AI評価データ

総合84点
演出75点・スペック90点・出玉性能92点・ゲーム性80点・ファン満足度85点

導入前から極めて高い注目を集めている。主な理由は現行市場でもトップクラスの出玉性能を誇るスペックと、絶大な人気を誇る版権の組み合わせにある。LT突入時の期待感は現行機トップクラスに達している一方、初当たりの半分が僅か300個の出玉と厳しい時短に繋がるという波の荒い仕様で、LT非突入時は時短が付与されるものの通常時より確率は下がっており、やや安定感に欠けるとネガティブな意見が多くなっている。スペックと出玉性能への期待が先行する中、最終的な成否はそのやや過酷なゲーム性を補って余りある魅力的な演出を提供できるかどうかにかかっているだろう。話題性は十分であり、導入直後は安定した稼働が見込まれる。

2位 「e冒険島」(三洋物産)

AI評価データ

総合82点
演出78点・スペック80点・出玉性能90点・ゲーム性88点・ファン満足度75点

業界初となる「2回転落システム」は、一度の転落ではRUSHが終了しないという、これまでにない安心感と緊張感を両立させたゲーム性を生み出している。また、ライトミドルという分類とは裏腹に、極めて厳しいRUSH突入率(25.9%)にも賛否が分かれる。初当りこそ引けるがRUSHに突入させられないことが続くと、多くの投資と精神的消耗を強いられる可能性が高く、1996年の初代『冒険島』のファンが抱く懐かしさとはかけ離れた演出スタイルも、ファンからの反発を招くことが確実視される。
市場での評価は大きく分かれ、幅広い層から長期的な支持を得ることは考えにくいが、初当りとトータルのRUSH突入率は高めであり、似たタイプの「e押忍!番長」に続くヒット作となる可能性もありそうだ。

3位 「e犬夜叉3.0」(ディ・ライト)

AI評価データ

総合78点
演出82点・スペック75点・出玉性能85点・ゲーム性77点・ファン満足度71点

評価の核は、継続率約80%、そしてRUSH中大当りの約75%が約3000個獲得となる強力なLT「ブッた斬りRUSH」がもたらす、現行市場においてもトップクラスの破壊力を秘めた圧倒的な出玉性能。さらに、本機が搭載する革新的なCZ「奈落探索モード」は、通常時の大当り確率約1/399という厳しい道のりとは別にLTへのセカンドルートを提供するものであり、プレイヤーの心理的負担を軽減し、新たな緊張感を生み出す巧みなゲームデザインである。ただ、この強大なポテンシャルは、極めて過酷な基本スペックと表裏一体の関係にあり、初当りの約48.5%が、出玉約1500個を得るのみで通常状態へ回帰するという仕様は、多くのプレイヤーにとって大きなフラストレーションと投資負担の原因となるだろう。通常時のCZの評価次第でまた評価も変わりそうだが、CZ性能はオマケ程度であり、絶賛されるほどの高評価を得るのは難しそう。結果として多大なリスクを許容できるヘビーユーザーに照準を合わせた万人受けは難しい機種となるだろう。

4位 「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 シンラver.」(SANKYO)

AI評価データ

総合71点
演出85点・スペック50点・出玉性能92点・ゲーム性88点・ファン満足度40点

現行機でも屈指の爆発力と中毒性を秘めたLTを搭載する一方で、その入り口は極めて狭くユーザーから厳しい目が向けられている。LT「炎上バトルモード」突入後の「出玉性能」と「ゲーム性」は極めて高く評価されており、特に可変式の突入率を持つ上位ボーナス「超炎上BURST」は、一度の当りで大量出玉を獲得できる夢と戦略性を両立させている。しかし、そのポテンシャルを解放するための最初の関門である大当り確率が約1/399と重いことに非難が集中。結論として、本機はハイリスク・ハイリターンを許容できる一部の熟練プレイヤーにとっては人気を得る可能性があるものの、その過酷なスペックが足枷となり幅広い層からの支持を得ることは困難であると予測される。

5位 「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.」(SANKYO)

AI評価データ

総合68点
演出75点・スペック50点・出玉性能90点・ゲーム性70点・ファン満足度55点

3000個×50%ループという凄まじい上乗せボーナス「超炎上BURST」の性能から、導入前から極めて高い注目を集めている。しかし、初当りとRUSH突入率の重さから、同時に厳しい意見も集めている。LT継続率も約73%と大連チャンするには難しく、「超炎上BURST」に突入させるのが難しいと感じるユーザーが多ければ早期離脱の危惧もある。その荒さから万人ウケは望めず、ごく一部の「選ばれし者」のために設計された機種であると言える。同時に導入される『シンラver.』との稼働実績の比較は、今後のLT機時代におけるプレイヤーの嗜好(一撃性vs継続率)を占う上で、極めて重要となりそうだ。

6位 「e 一方通行(アクセラレータ) とある魔術の禁書目録」(JFJ)

AI評価データ

総合41点
演出75点・スペック20点・出玉性能65点・ゲーム性25点・ファン満足度20点

まず図柄揃い確率1/539は「重すぎる」て受け入れ難いレベルの厳しさだと認識されている。そのうえ、図柄揃い後も約51%→約60%というハードルを越えてようやくLTとなっており、スペック全体に対して極めて辛辣な言葉で批判されている。「BIGスタート」仕様についても「ホールが釘を締めて利益を上げるために利用するだけ」という冷ややかな見方が大勢を占め、プレイヤーへの恩恵は無いと予測されている。著しく低い初当り確率を乗り越えた先のRUSH突入のハードルも高いうえ、LT性能も目を見張るものはなく、多くのプレイヤーが割に合わないスペックであると感じており、この前評判を覆すのは非常に難しいだろう。

総評

導入前評価の1位は「e東京リベンジャーズ」となった。初当り約1/319でRUSH性能も魅力とスペックトータルへの評価が高い。2位も初当りの軽い「e冒険島」がランクインと、初当りが重い機種に対する評価が低めとなっている。導入後に特に大きく評価が動きそうなのは「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.」だろう。現行機最強の上乗せボーナスを搭載しており、かなり動画映えがしそう。その圧倒的な出玉性能が周知されれば、夢を求めるユーザーで埋め尽くされ大ヒットする可能性はあるだろう。

©和久井健/講談社 ©和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
©Sammy
©大久保篤/講談社
©大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課
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©2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
©2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T
e犬夜叉3.0 コピーライト

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