日本遊技関連事業協会(日遊協)の中部支部は7月16日、名古屋市港区のパチンコホール『KEIZ港店』にて「子どもの車内放置撲滅キャンペーン」を実施した。
これは、平成24年に中部支部管内で発生したホール駐車場における子どもの車内放置事故を受けて平成25年より開始した取り組みで、毎年、子どもの事故防止「特別強化期間」とされる7月~8月に実施されている。新型コロナの影響による一時中断を経て、今回で10回目の開催となった。
当日は、愛知県港警察署や名古屋市西部児童相談所、港区役所、少年補導委員会など行政関係者に加え、ホール・メーカー関係者など総勢24名が参加。愛知県の夏の防犯活動の一環として、駐車場内における車両関連犯罪の抑止活動も合わせて行った。
参加者は「やめて!子どもの車内放置」と書かれたタスキを着用し、駐車中の車両を一台ずつライトで照らしながら点検。来店客に対しては、「子どもを連れて来ちゃダメ」「子どもの車内放置は児童虐待行為です」と書かれたチラシを配布するなど、広報・啓発活動も行った。また、立体駐車場のエレベーター周辺に、注意喚起ポスターの掲出も行われた。
日遊協中部支部の榎本悟副支部長は、「平成24年の痛ましい事故を教訓に、長年、ホール駐車場での巡回をさらに強化して行ってきた。今後も二度と同じような事案が発生することがないよう、巡回と啓発活動に続けていきたい」と述べた。
なお、次回のキャンペーンは8月8日に予定されている。