神奈川県鎌倉市にて新たなパチンコ店『PIA大船店』が2025年8月5日(火)にグランドオープンを果たしている。「JR大船駅」の東口からすぐの場所で立地環境は抜群だ。神奈川県を代表するパチンコ企業「マタハリー」グループにとっては2年ぶりの新店ということでも大きな注目を集めていた。
大船駅の南改札東口を降りて「芸術館通り」を少し進むと、すぐに同地へと到着。駅からは徒歩1分もかからないこの場所では2023年5月まで『ビッグアップル.大船店』が営業していたもの。しかし建物の老朽化なども相まってか、閉鎖後は一旦取り壊された上で新築店舗へと生まれ変わった次第である。
なお、『ビッグアップル.大船店』は総設置台数533台で営業していたが、『PIA大船店』は441台でスタート。3フロア構成となっていて、各階の設置台数は以下の通りだ。
・1階フロア=4円パチンコ144台
・2階フロア=1円パチンコ48台、20円パチスロ94台
・3階フロア=20円パチスロ155台
(4階は屋内駐輪場)
編集部ではオープン当日に現地を視察してきたのでレポートしたい。開店時間の10時より少し前に到着すると屋内駐輪場で整列していたお客様は既に入場済み。ちょうど一般入場が開始されたタイミングであり、10時ちょうどには私も入店することが出来た。
ちなみに神奈川といえば9時開店が普通だが、新店はあえて10時オープンとしたことで非常にスムーズに入場が完了している。猛暑対策までしっかりと考えられている点はさすがの一言だ。入口付近では冷たい飲み物も配布されていた。
早速店内に入ると当然のように満員御礼。(けっして大きくはない建物だけに)前店には多少窮屈なイメージもあったが、新店は十分に快適な遊技空間となっている。空き台を探す多くの来店客で賑わいつつも、店内を見て回るのに何の不都合も感じなかったものだ。
思いのほか休憩スペースも充実しており、総台数を控え目にした効果は大きい。全台各台計数機でカウンターもセルフ方式と、今どきの営業スタイルをとりつつも(タバコの交換などに)有人カウンターも設けているなど、バランスがとれている点も好印象だった。
なお、4円パチンコの台数は計144台とけっして多くはない。そのため機種構成なども興味深いところだが、(「海物語」シリーズ2BOX以外は)わずか9機種のみ。「e東京喰種」の24台を始めとして主要機種に絞った営業でスタートしている。
店内の遊技機が全てオススメといっても過言ではないだろう。ちなみに「当日の出玉ランキング」もほぼリアルタイムに更新されていたが、開店から1時間ちょっとの段階で1位は「e東京喰種」の約35,000玉となっていた点も付記しておきたい。
いずれにしても「マタハリー」グループにおける2年ぶりの新店は順調なスタートを切ったといえる。当然ながら今夏の注目店舗となることは間違いないが、加えて大船2号店の状況も非常に気になるところだ。
今回の新店からすぐ近くの場所では競合店となる『ジアス大船』が営業中。総台数817台を誇る同店が長らく圧倒的な存在感を発揮しているが、その目の前で「PIAの大船2号店」が更に出店準備中となっているのだ。

PIA2号店出店予定地
建築工事自体はもう少しかかるようで、工事の完了予定日は本年12月。故にオープンは年末以降となるのだろうが、いずれPIAが2店舗体制となることは間違いなさそう。総台数も『ジアス大船』に近くなる見込みであり、同地における集客競争はそこからが本番である。
むろん「ジアス」も黙ってはいないはず。店内のPOPには「長年の積み重ねこそ本物の証」「NO.1は譲らない」などとアピールされていた。他にも既存店『ZAP大船店』も存在しており、三つ巴の戦いは必見。近隣にお住まいの方は是非とも一度訪れてみることをオススメしたい。