円谷フィールズホールディングスは5月13日、2025年3月期の連結決算を発表した。売上高1405億8100万円（前期比マイナス0.9％）、営業利益152億9500万円（同プラス29.3％）、経常利益164億6200万円（同プラス27.1％）、純利益111億5800万円（同マイナス4.6％）となった。
アミューズメント機器事業セグメントは、売上高1230億9200万円（同マイナス2.0％）、営業利益152億7700万円（同プラス46.7％）。上半期に新紙幣発行対応でパチンコホールの新台購買力が下期に集中することを予測し、フィールズでは下半期に有力商品を投入。「L 東京喰種」（1万7000台販売）をはじめとするパチスロ機の販売が好調、加えて稼働貢献も高く増産対応を行った。また、エース電研の業績も好調に推移したことから、期初に計画していたラインナップのうち複数機種の販売を翌第1四半期に持ち越し、ブラッシュアップを行った。これにより、売上高は計画に対し減少したものの、営業利益は計画を上回った。なお、遊技機販売台数はパチンコ機が3機種9万2540台（前期比マイナス50.6％）、パチスロ機が8機種11万3161台（同プラス55.5％）となっている。
コンテンツ＆デジタル事業セグメントは、売上高164億1000万円（同プラス7.0％）、営業利益28億3500万円（同マイナス25.0％）。カードゲーム事業の立ち上げに伴うTVCM等の一時的な費用を投じたことなどにより前期比で減益となった。
来期はパチンコ・パチスロ合計約25万台の販売を計画。2026年3月期の連結業績予想は、売上高1500億円（前期比プラス6.7％）、営業利益160億円（同プラス4.6％）、経常利益161億円（同マイナス2.2％）、純利益112億円（同プラス0.4％）を見込んでいる。
