警察庁生活安全局保安課は4月3日、2024年中の風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況をまとめた「令和6年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について」を公表した。
それによると2024年末におけるパチンコホール数(許可数)は前年より377軒減少し6,706軒。その内訳はパチンコ・パチスロ併設店が6,238軒(前年比マイナス402軒)、パチスロ専門店が468軒(同プラス25軒)だった。
2024年末における遊技機全体の備付台数は332万5,890台で前年より2.9%減少。備付台数の内訳では「ぱちんこ遊技機」が196万9,913台(前年比マイナス10万7,728台)、「回胴式遊技機」が135万5,839台(同プラス8,373台)、スマートボール等が138台(同マイナス1台)となった。1店舗あたりの備付台数は前年の483.6台から496.0台に増加した。
台数別の営業所数は、「100台以下」256軒(同マイナス10軒、構成比3.8%)、「101~300台」1,419軒(同マイナス211軒、構成比21.2%)、「301~500台」2,294軒(同マイナス163軒、構成比34.2%)、「501~1,000台」2,338軒(同マイナス8軒、構成比34.9%)、「1,001台以上」399軒(同プラス24軒、構成比5.9%)。「101~300台」と「301~500台」が大幅に減少した一方、「1,001台以上」の大型店が増加している。
また、パチンコ店に対する行政処分(取消し・廃止命令等、停止命令等、指示)の件数は180件(前年比マイナス28件)だった。