
マルハン(本社・東京、京都)は12月18日、同社の子会社であるTurquoiseが、11月28日付で「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社の認定を受けたことを発表した。これを受け、12月16日には、東京都文京区のハローワーク飯田橋合同庁舎において認定式が執り行われた。
特例子会社制度は、障害のある方の雇用促進を目的とした制度で、一定の基準を満たした子会社が親会社の障害者雇用率に算入される仕組み。今回の認定により、マルハンにおける障害者雇用の取り組みは、制度面からも一層強化され、多様性を尊重した企業運営の実現につながるという。
同社では「人生にヨロコビを」を経営理念に掲げ、経済的価値と社会的価値の両立を重視した企業活動を推進してきた。特例子会社であるTurquoiseでは、障害のある社員一人ひとりの特性に応じた職務設計やサポート体制の構築、バリアフリーを考慮した職場環境の整備、スキル向上を支援する教育プログラムの実施などを通じて、安定した雇用と活躍の場の創出に取り組んでいる。
また、グループ各社との連携による業務拡大やステップアップ支援、「福祉」と「ビジネス」を融合させた価値創造型の事業モデルにも注力しており、今回の認定は、こうした継続的な取り組みが評価されたものといえる。
マルハンでは今後も、障害者雇用のさらなる拡大と職場環境の改善を進めるとともに、CSV(共通価値の創造)を目指し、持続可能な企業運営と社会的価値の創出に取り組んでいくとしている。

