余暇環境整備推進協議会(余暇進)は9月9日、東京都台東区のサミー東京支店会議室で9月度の理事会・部会を開催した。
今回の部会では、ダイコク電機のMG推進部SISプロフェッショナル首席講師・片瀬宏之氏を招き、「DK-SIS白書2025年版による昨年の振り返りとSISデータを用いた最新動向」と題した講演が行われ、「DK-SI白書」の最新刊となる2025年版の内容を中心に、営業数値や遊技機の運用状況などについて詳細な解説がなされた。
講演では、同社の加藤忠芳上席執行役員の挨拶に続いて、片瀬氏が登壇。2024年の市場規模に関する推計値や業績の概要を示すとともに、お盆商戦における日別業績の推移とその詳細を報告。また、本年7月より登場したLT3.0プラス搭載機に対する遊技客の反応についても言及があった。
片瀬氏は、LT3の有無とは別に、「高スタートタイプ」か否かという観点に着目。高スタートタイプが遊技客から支持を集めている状況を多様な角度から解説したうえで、「パチンコの高スタートタイプ機が選択されやすいことから機種選定を通じて楽しく遊技できる環境に整え、パチスロ遊技客に対してもアプローチすることでパチンコも遊技する客層を増やすきっかけにつなげて欲しい」と述べた。また、パチンコ営業において機種の特徴や入店客の目的、遊技動機などの需要を捉えた取り組みを一考するよう促した。