神奈川県遊技場協同組合(神奈川県遊協)と神奈川福祉事業協会は3月11日、災害救護活動などに使用する救援車両1台を日本赤十字社神奈川県支部に寄贈した。
神奈川県庁において開催された寄贈式には、伊坂重憲理事長、小林昇副理事長、佐藤信晶専務理事らが出席。また、日本赤十字社神奈川県支部からは黒岩祐治支部長(知事)ら関係者が出席した。
神奈川県遊協は東日本大震災以降、救急車や非常時の電源確保のための蓄電池設備車両等を寄贈してきた。今回寄贈した救援車は、医師や看護師のほか医療機材を乗せて救急車とともに被災地等へ向かい、避難所の巡回診療などに使われる。また、この功績に対して日本赤十字社から感謝状を受けた。
東日本大震災の発生時刻には、県庁内一斉に黙とうを捧げた。地元メディアに向けて黒岩支部長は、「災害はいつ起こるかわかりません。常に万が一に備えなければなりませんし、その時、こうした車両が有効な手段になりますから、継続した支援に本当に感謝しています」と謝意を述べた。伊坂理事長は、「これからも国民、県民の皆様のために社会貢献活動を続けていきたい」と話した。