北海道内でパチンコホールを展開する新和ホールディングス(本社・札幌市中央区)は、『プレイランドハッピー築港店』(北海道小樽市)の従業員2名が、来店客の救命処置に貢献したとして小樽市消防本部より表彰を受けたことを発表した。表彰式は8月25日に小樽市消防本部で執り行われた。
事案が発生したのは6月5日(木)13時過ぎ。同店で遊技中の来店客が突然倒れ、意識を失い心肺停止状態となった。従業員は連携して速やかに119番通報を行うとともに、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDを用いた救命処置を実施。到着した救急隊に引き継いだ。その後、来店客は回復・退院し、本人から「助からなくてもおかしくなかった。皆さんの対応のおかげでここまで回復できて、家族ともども感謝しています」とお礼の電話を受け取ったという。
同社では、全店にAEDを設置するとともに、従業員に対し定期的な救命講習を実施している。今回の事案は、その取り組みが功を奏した形となった。同社は「これからもお客様に安心してご来店いただけるよう努めてまいります」としている。