福岡の1,000台前後の店を視察する。いずれも高稼働。巨艦店は全国にあるが、ここまで高稼働の店は少なくとも東日本にはない、と東北に展開するホール社長が言った。これを見ればまだパチンコ店にも可能性はあると自信がもらえる、とも。
放出額も億単位のよう、と地元ホールのスタッフ。競合店も対抗して出すので周辺はお祭り騒ぎになります、と。スペックの話よりもまずは出すか出さないか。
上からの成長と下からの成長がある。トップが計画立案しその目的達成のために人員を配置し設備を整える方法と、現場が自由闊達に行動し各人勝手に育つようにしながらときどき枝葉を整える方法と。
行き過ぎは共産国家や独裁政権の計画経済になり、伸び放題の放置が続くと自由をはき違えた勝手気ままが横行する。合目的計画的成長と現場主導型成長。仕事を与えるか仕事を自ら作るかの違いともいえる。
上からの成長は派手で得られる売上や利益の額も大きい。下からの成長は雑草を刈り落ち葉を拾うようなもので地味で刈り取る金額も小さい。ただし、刈らないと荒れる。組織や人を目的達成の道具のように扱い続けるといずれ反発され組織の基盤自体が瓦解することになる。いい店いい会社を作るためには。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋