
三洋が発表したパチンコ新台「Pスーパー海物語IN沖縄6」
2025年10月導入予定の「Pスーパー海物語IN沖縄6」(三洋物産)から、ついに始まるパチンコの「イヤホンジャック」導入。ここ数年、とかく言われがちな「音量問題」に一石を投じそうな取り組みだ。
そもそも自分がパチスロを打ち始めた約20年前は「音量問題」なんて(ほぼ)存在しなかった。なぜなら台の音量をユーザーが気軽に変えられなかったから。まず音量を変えようなんて意識がないのだから、他の台の音量についてあーだこーだ言うこともなかった。稀に不快なくらい小さすぎたり大きすぎたりすれば、店員に言って変えてもらうことはあったけど。
昔はそんな感じだったが、いつからか(5号機後期くらい?)ユーザーが気軽に音量を変えられるようになったので、人によって音量の差が顕著になった。デフォルト状態のうるささたるや…隣の人が音量を変えずにデフォルトで打ち始めただけで気分が下がる…という経験をした人は多いはず。
ユーザー一人ひとりが音量を変える意識を持つのも大事だと思うんですが、「音量問題」で自分が一番憤りを感じるのはメーカーに対して。今では「開発ボイス」や「SNS」等でメーカーとユーザーがコミュニケーションを取ることも珍しくなくなったので、音量問題に関しては相当な意見も寄せられていると思うんです。
「頂いた意見を真摯に受け止めて今後の開発に活かします」
的な返答があったりするものの、これが一向に改善されないのは何故なのか。
有名なところでいえば「音量1と2の差大きすぎ問題」とかね、一体何年このままなんだと。勝手に邪推すると、メーカーは自社のBGMやSEがホールに響くのが理想だと思っているんだと思う。だから1を聞こえないくらい小さくして、2をまぁまぁうるさくして結果音量1を選ばせないようにしているんだろうなと。テレビ並の音量調整が技術的に出来ないわけない…と思うので。
もっと大衆にウケるよう、幅広い人に遊んでもらえるようにパチンコ屋も変えていくなら、音量問題は優先順位が非常に高いと思う。個人的には、せめてゲームセンターくらいまで店内のボリュームを下げてほしい。簡単に友人同士で話が出来るくらいに。
機械を作っているのはメーカーなんだから、本来はもっと積極的にメーカーが動くべきだと常々感じていた。
そんなわけで、今回のパチンコの「イヤホンジャック」導入は、今後のパチンコ業界の在り方も変わるきっかけになるんじゃないかと非常に期待している。
©SANYO BUSSAN CO.,LTD.