上位と下位層に分かれたパチンコ店、中間層同士の合併が今後のトレンドか【我市場的瑣末主義】

パチンコホール店内イメージ

地方のホールオーナーに業況を訊くと、パチンコは落ち込んでいるが皆が言うほどうちは落ち込んでいない、と言った。「新台の購入が減っている割にはお客の入りは変わらず、利益も安定している。一時期閉店が相次いだのが落ち着いて、残存者利益というやつかもしれないが」と。

データを見る限り人口減を危惧される地域も店によって活況を呈している、とあるホールコンメーカー役員が言った。「全体で見れば確かに店数は減っているが、玉石混交だった状態から生き残った店はそれなりに優秀な店長や経営者が粉骨砕身してがんばっているのでは」と。これからは上位と下位層に明確に分かれ、中間層のホール同士の合併が今後のトレンドになる、と。

かつて200台くらいが平均だった時代に、店が増えすぎてバタバタ潰れていったとき、三共からフィーバーが出て一気に息を吹き返した、と当時を知る元ホール社長が話す。そういうことが今後業界に期待できるだろうか、と。

「その時代はもう来ないと思う。来るとするなら業界が根底から覆される大きな変革で、その時は今のホールのかたちではなくなるはず。ネットとか。しょせんはそれまでの猶予期間をどう騙しだまし生き延びるかだ」と。業界の未来展望。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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