今回は、独自に集計している新台導入評価について都道府県別に見ていきたい。
まず、新台導入評価は直近半年間において、新台(※)導入台数、導入機種数、新台導入率、1機種あたりの最多導入台数を集計し、これらの集計値を順位付けしたもので、上位500位以内の店舗を「S」ランク、上位1000位以内の店舗を「A」ランクとしている。
このように半年間満遍なく新台を導入し続けている店舗の評価が高くなるものである。
それでは早速、直近のパチンコ新台導入評価(2024年10月~2025年3月の6カ月間の評価)の各都道府県別に見ていく。
まず上位500店舗が該当する「S」評価の店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | P前月 | 差分 |
東京都 | 443 | 61 | 62 | ▲1 |
大阪府 | 399 | 44 | 44 | ±0 |
愛知県 | 326 | 43 | 41 | +2 |
神奈川県 | 292 | 35 | 35 | ±0 |
埼玉県 | 272 | 29 | 29 | ±0 |
福岡県 | 230 | 27 | 27 | ±0 |
千葉県 | 236 | 27 | 27 | ±0 |
上位の都道府県を見ていくと、最もSランク店舗数が多かったのは前回同様「東京都」であり、「東京都」のSランク店舗数は前回より1店舗減少したものの、次位以下の都道府県より圧倒的に多い。またSランクが20店舗以上ある都道府県を見ていくと、前回集計時から大きく店舗数が変動しているエリアは見られなかった。
また、Sランク店舗が10店舗以上ある都道府県においては、福島県(18店舗)、新潟県・静岡県・兵庫県(以上15店舗)、北海道(14店舗)、宮城県・三重県・岡山県(以上11店舗)であり、前回10店舗以上あった「京都府」が10店舗を下回った。
なお、「S」ランク店舗が1店舗も該当しない県は前回より1県増えて3県となった。
次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていくが、比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
新潟県 | 100 | 15.0% | 14.0% |
福島県 | 122 | 14.8% | 13.8% |
石川県 | 50 | 14.0% | 11.8% |
東京都 | 443 | 13.8% | 13.9% |
三重県 | 81 | 13.6% | 12.3% |
愛知県 | 326 | 13.2% | 12.5% |
岡山県 | 84 | 13.1% | 13.4% |
神奈川県 | 292 | 12.0% | 11.8% |
福岡県 | 230 | 11.7% | 11.6% |
千葉県 | 236 | 11.4% | 11.3% |
愛媛県 | 81 | 11.1% | 7.4% |
大阪府 | 399 | 11.0% | 10.9% |
埼玉県 | 272 | 10.7% | 10.5% |
群馬県 | 79 | 10.1% | 10.1% |
このようにSランク店舗比率が最も高かったのは前回同様「新潟県」で、「福島県」「石川県」が続き、Sランク店舗数が最も多い「東京都」は店舗比率では4位にとどまった。
「新潟県」が前回同様Sランク店舗比率が最も高かったことから、中長期間において積極的に新台の導入意欲が高い店舗が他県よりも多い様子が見られる。さて、次回もこの傾向は続くのだろうか。
※:新台は発売日から4週以内に導入したもののみとする