パチンコ・パチスロを打っていると、細かい部分が気になることがあります。例えば、パチンコ機であれば「盤面(セル盤)」の汚れや、ユニットでお札やカードが戻ってくるといった些細な不具合などです。
こうした事象から見えてくるのは、開店作業や閉店作業で遊技機や周辺機器の清掃・点検を普段から行えているかどうかという点です。もちろん、パチンコ店やその法人によって出勤退勤時間や就業時間が異なるため、一概に「こうすべき」とは言い切れませんが、こうした清掃・点検の有無が、結果として遊技環境に現れてくるのは事実です。
パチンコ店で営業中によく見かけるのが、パチンコ玉が流れなくなるトラブルです。その原因の多くは、島内の「トイ(玉の通路)」に汚れが溜まっているケースです。従業員がその都度対応している光景を目にすることも多く、時には同じ台番で、同じ原因による対応が何度も繰り返されることもあります。これらを防ぐためにも、清掃する必要があるかと思います。
ところが、清掃作業は「必要ない」と捉えているパチンコ店や法人もあるようです。実際、清掃が実施されていないパチンコ店では、同じ台番で打っていると、その汚れている箇所が何時までも変わっていないのです。そのパチンコ店の運用が良いものでもやっぱり気になって打ちたいとは思わなくなる場合もあり、やがて稼動にも影響しうる可能性もあるのです。
では、清掃を行う場合、どのようなやり方が効果的でしょうか。
ひとつは、遊技機や周辺機器などを毎日数台ずつ清掃作業をしていくことです。台数を決めても良いですし、開店・閉店作業で時間があるならば清掃を進めるだけ進めて、全台清掃が完了したらまた最初から繰り返す。こうしたルーチン化が理想です。
もうひとつは、営業中にトラブルが発生した台番を記録しておき、時間がある時に優先的に清掃を行う方法です。
どちらが効果的かと言えば、やはり前者の「日々少しずつ全体をまんべんなく清掃していく」方が望ましいでしょう。お客様のストレス負担、もしくは従業員の作業負担を考えるならば、時間がある時に清掃をすることをおすすめします。
実施していないパチンコ店があれば、一度現状を見直して、実施を検討していただきたいです。
(文:ヨッツマングローブ)