京都府遊技業協同組合(京遊協)は6月6日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにおいて第61期通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選において10期20年理事長として組合を引っ張ってきた白川鐘一理事長が勇退し、新たに理事長として杉本潤明副理事長が選出された。
冒頭、挨拶に立った白川理事長は「依存問題への対応や広告宣伝に関するガイドライン遵守など、徹底すべき事項が山積している中で、営業店舗数や遊技参加人口の減少も続き、依然として厳しい状況が続いている。このような状況の今こそ、『遊びの力で、心を元気に。』というパーパスのもと、パチンコ・パチスロ遊技が国民に広く親しまれる真の大衆娯楽となるための環境づくりが求められている。本総会を契機に一致団結して取り組めば必ず業界の未来は拓ける」と述べた。
議事では、全6議案が上程され、原案通り承認。令和7年度運営方針並びに事業計画の件では、事業推進の基本として「パチンコ・パチスロファンの回復、拡大」「パチンコ・パチスロ依存問題への対応」「安定したホール経営の推進」「広告宣伝、賞品提供及び貯玉・再プレーシステムへの適切な対応」「積極的な社会貢献活動」を柱として12項目の継続的重点推進事項を含む事業計画案が盛り込まれた。

杉本潤明新理事長
また、就任の挨拶を述べた杉本新理事長は「20年ぶりの理事長交代。当時を知る人も少ない中、業界環境も大きく変化しているが、皆で知恵を出して、皆のための業界・組合ということができるように執行部一同、粉骨砕身の覚悟で取り組んでいく」と抱負を述べた。