
日本遊技関連事業協会(日遊協)の九州支部は10月29日、福岡市博多区のグランドハイアット福岡で支部総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、副支部長の山田篤氏(Atek)を満場一致で第9代支部長に選任した。
挨拶に立った新冨雅哉支部長は、2020年の就任から6年間の支部活動への協力に感謝を述べるとともに、日遊協の本来あるべき姿の再構築と、業界の未来づくりを新体制に託した。
山田新支部長は「九州がひとつになることで、業界を前に進める力があると信じています」と挨拶。業界の健全な発展と社会からの支持を目指し、会員とともに対話し、考え、行動する支部活動を進めていくと述べ、「ワン九州」での取り組みに協力を呼びかけた。
本部の事業報告では、石田勝彦専務理事が、ホール関係4団体による「要望検討会」の活動などを説明した。全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進の4団体は、6月23日の警察庁保安課長補佐説明会で、4団体の総意に基づく要望事項の提出を求められたことを受け、検討を重ねてきた。賞品関係の3件を盛り込んだ第一次要望書を10月26日に警察庁へ提出しており、今後も順次、要望を取りまとめていく考えを示した。
また、キャッシュレスについては、ファンのニーズや依存対策に資する運用などを踏まえて基本的な考え方を整理する方針を説明し、会員に意見や協力を求めた。
支部のボランティア基金の活動報告では、令和8年熊本地震の被災地支援として、8月24日に熊本県の宇城市災害ボランティアセンターなど4カ所へ飲料水を届けたことを報告。9月17日には8社18人のボランティア隊を同センターに派遣し、がれきの撤去・運搬などに取り組んだ。
西村拓郎会長はビデオメッセージを寄せ、九州が一枚岩となった取り組みが日遊協の活動を支える大きな力になっているとして、引き続き理解と協力を呼びかけた。
来賓挨拶では、九州管区警察局の川路康隆次席が、日遊協による業界健全化への取り組みを評価し、地域の安心・安全につながる活動の継続に期待を寄せた。業界来賓を代表した九州遊連の松尾道彦会長も、「九州はひとつ」を合言葉に、さらなる連携を呼びかけた。
講演会では、リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)の有村悠希所長が「安心して楽しめる遊技環境とは~相談現場から見た依存問題と取組・連携のあり方~」をテーマに講演。発足から20年の節目を迎えたRSNの依存・のめり込み対策の指針を示し、業界を挙げた連携と協力を求めた。
■山田篤(やまだ・あつし)氏
1982年11月29日生まれ。2010年4月に九州エース電研(現・エーテック)に入社。取締役営業本部長などを経て、2022年4月から代表取締役。日遊協九州支部副支部長、福岡遊協副理事長などを歴任。
