SANKYOは5月12日、2025年3月期の連結決算を発表。売上高1918億2100万円(前期比マイナス3.7%)、営業利益736億500万円(同プラス1.5%)、経常利益745億8700万円(同プラス1.9%)、当期純利益539億9200万円(同プラス0.4%)。利益率の高いパチスロ機関連事業が大きく伸長したことにより、過去最高益を更新した。
パチンコ機関連事業においては、「フィーバーからくりサーカス2」(2万4800台販売)や「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア4」(3万6500台販売)、「ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G」(2万8400台販売)など新規8タイトルを発売し、総販売台数は22万4497台(前期比マイナス24.6%)となり、売上高1077億2500万円(同マイナス26.7%)、営業利益438億1500万円(同マイナス28.4%)。
パチスロ機関連事業では、「Lパチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌」(2万1500台販売)、「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」(1万5400台販売)、「Lパチスロ ダンベル何キロ持てる?」(2万600台販売)など6タイトルを発売。販売台数は13万1368台(前期比プラス86.7%)となり、初のトップシェアを獲得。売上高634億6200万円(同プラス97.4%)、営業利益356億8600万円(同プラス133.4%)と増収増益を達成した。
また、補給機器関連事業については、パチンコホールにおいてスマート遊技機の導入に伴う設備投資が活発に行われたことから、売上高201億円(前期比プラス3.4%)、営業利益14億円(同マイナス7.5%)となった。
2026年3月期は、パチンコ機・パチスロ機関連事業において、引き続きスマート遊技機の開発を推進するとともに、新たなゲーム性を有した商品開発にも積極的に取り組み、パチンコ市場においては、4期連続となるトップシェアの獲得、パチスロ市場では、トップグループの一角としての地位を確固たるものにすべく、両事業において機種ラインナップを充実させていくとし、通期でパチンコ23万台、パチスロ13万2000台の販売を計画。これらを踏まえ、2026年3月期の連結業績予想は、売上高1850億円(前期比マイナス3.6%)、営業利益630億円(同マイナス14.4%)、経常利益640億円(同マイナス14.2%)、当期純利益440億円(同マイナス18.5%)とした。