パチンコ店入場抽選での暴動騒ぎから…【パチンコは生活の句読点!】

パチンコホールイメージ

今年もゴールデンウイーク前にはグランドオープンやリニューアルオープンするパチンコ店が数々ありました。さらに、この時期にグランドオープンしていたパチンコ店は「周年日」として企画営業を仕掛けてきました。

その周年企画を実施したいくつかのパチンコ店ですが、「周年日はアツい!」と思ったユーザーの皆さんが集まりすぎてしまい、警察対応まで発展したというトピックもありました。

今年、起こった事例で共通していることは、(事前にスマホなどのデジタル的な抽選方式を使用せずに)開店前のアナログ抽選に向けて、深夜や早朝から行列をなして待機することでした。結局は、参加数打ち切りを事前に告知しましたが、それ以上に集まってしまい、従業員の皆さんも集まったユーザーの皆さんも右往左往、収拾がつかなくなり、暴動が発生してしまいました。

今から10年ぐらい前に、関東地方のパチンコ店の周年企画で同じような事案がありました。閉店後からそのパチンコ店の立体駐車場に集まり始め、開店前には6~7千人も集まってしまいました。その時は、並んで待っていた順番に抽選参加券を配り、その後に抽選して入場するものだったと記憶しています。実は3千人以上もその参加券を配ったのに、お店側が3千人で抽選を打ち切ってしまったためにそれ以降抽選できなかったとして暴動化してしまいました。この時も警察が出動し、結局営業ができたのは13~14時頃だったそうです。

後日、パチンコ店の幹部の方々が周辺の皆さんにお詫びに回ったそうです。同店の翌年の2周年企画以降のオペレーションでは、対策に対策を立てて現在までその二の舞を踏まずにスムーズに迎えられている様子です。

さて今年の事例では、ほとんどお店側の認識の甘さが露呈してしまったようです。まさかここまでの状況になるとは思わなかった、最悪の事態を想定していなかったということです。

では、今後どうすれば良いのか? 「失敗は成功の基」ですので、今回の事例を経験したパチンコ店では、次の失敗は許されないわけです。まずは大多数のお客様が来店しても上手く捌いているパチンコ店の入場事例を学ぶと良いでしょう。その他に最悪の事態を含めて、前日や当日のシミュレーションをイメージすることもとても大事なことです。

兎にも角にも、次のインパクトのある企画に向けて失敗しないために時間を掛けてシナリオをまとめ上げることが必要です。期待されて多くのお客様がいらっしゃることは良いことですが、それを上手くまとめ上げられずに、入場前から裏切ってしまってはそれ以降の営業にも影響してきます。お客様だけでなく、そこで応対していた従業員の皆さんのことも忘れずに失敗しないようにしていきましょう。

(文:ヨッツマングローブ)

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