ボンドロが一般賞品に、ホール景品にも広がるシールブーム【編集部コラム】

『ハリウッド七光台』HPより

近年、パチンコホールの一般賞品コーナーでは、お菓子や日用品に加え、話題の商品をいち早く取り入れる動きが目立っている。そんな中、千葉県野田市のパチンコホール『ハリウッド七光台』では、現在大きな話題となっている「ボンボンドロップシール」を一般賞品として取り扱っていることが確認できた。

「ボンボンドロップシール」(通称・ボンドロ)は、文具メーカーのクーリアが発売する立体感と透明感が特徴のシールだ。キャンディのような“ぷっくり・ツヤツヤ”とした質感が人気を集め、発売からわずか2年ほどで社会現象ともいえるヒット商品へと成長した。

人気は凄まじく、2025年末時点で累計出荷枚数は1,500万枚を突破。その後も勢いは続き、2026年には累計2,000万枚を超えたと報じられている。販売店では入荷日に行列ができるケースもあり、抽選販売が実施された例もあるなど、品薄状態が続いている。

この人気を支えているのが、いわゆる「平成女児」と呼ばれる世代だ。1990年代後半から2000年代初頭にシール交換やシール帳集めに熱中した世代が、現在は20代から30代となり、当時の懐かしさと新しさを兼ね備えたボンドロに夢中になっている。さらにSNSでの投稿文化とも相性が良く、「シル活」と呼ばれるシール収集活動が広がったことで、令和の子どもたちを巻き込んだ一大ブームへと発展した。

こうした商品は、実はパチンコホールの一般賞品と相性が良い。

価格帯は数百円程度と交換しやすく、キャラクターごとにコレクション性も高い。さらに「どの柄が出るか分からない」という要素もあり、景品コーナーを見て回る楽しさを演出できる。かさばるお菓子や飲料と異なり持ち帰りやすい点もプラス要素だ。

私自身であれば、「ボンドロを取ってくるわ」と言ってホールへ向かうかもしれない。実は妻がボンボンドロップシールを集めているため、景品として置いてあれば絶対に喜ばれる。パチンコに行く口実としては少々苦しい気もするが、「景品のお土産を持って帰る」という名目があるだけで、なんとなく後ろめたさが薄れるのだから不思議なものである。こうした話題の商品は、遊技以外の付加価値としてホールの存在感を高める効果もあるのではないだろうか。

一般賞品は決してホール選びの決定打ではない。それでも、「交換したくなる景品」があることは来店動機の一つになり得る。ボンドロ人気が続く中、今後は他のホールにも同様の動きが広がるのか。一般賞品の差別化がますます重要になる中、その動向に注目していきたい。

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