【神台か地雷か】注目機がユーザーの期待をしっかりと得る中、圧倒的低評価となってしまった機種とは…?【新台AIレビュー】

今回は12月8日に導入が予定されるパチンコ新台の「導入前評価」を、総合点におけるランキング形式で紹介します。対象機種は下記のとおりで、「eうしおととら~神のせSPEC~」は導入が多くなりそうな「150ver.」が対象。ほか追加スペックの機種については、本スペックとゲーム性に大きな変化はなく導入前にどのような機種になるか想像が容易な機種については除外しています。

■対象機種
「e 北斗の拳11 暴凶星」(サミー)
「e アズールレーン2 THE ANIMATION 超異次元」(京楽産業.)
「eうしおととら~神のせSPEC~150ver.」(D-light)
「e地獄少女7500Ver.」(藤商事)
「P【超甘LT】この素晴らしい世界に祝福を!最終クエスト1/49」(豊丸)
「PA野生の王国Ⅵ」(ニューギン)

1位「e 北斗の拳11 暴凶星」(サミー)

総合91点
演出88点・スペック93点・出玉性能95点・ゲーム性87点・ファン満足度92点

■ポジティブ意見

・RUSH中の50%が4500発以上は破格の性能
・暴凶星はこうあるべきというヒリつき感がたまらない
・ダラダラ続くロングSTよりも暴凶星特有のスピード感が好き
・脳汁ポイントが凝縮されているショートSTは仕事帰りの短時間勝負にも向いてる
・王道のバトルスペックの『e北斗10』と、一撃特化の『e北斗11』で住み分けができている

■ネガティブ意見

・初当り1/399は重い
・最近のLT機は継続率80%オーバーが当たり前なので、75%は数字として弱く感じる
・50%で4500発は魅力的だが、残保留(4回転)での当たりはオール1500発になるため、実質的な超大量獲得のループ率は見た目より低いのでは

▼編集部コメント
伝統のショートSTに、RUSH中大当りの約50%が4500発以上という出玉性能が、まさに「暴凶星」らしいと高評価を集めている。初当りの重さとRUSH継続率がやや低いのは懸念点だが、「e牙狼12」はRUSH継続率約76%の低さがやり玉に挙げられることは少ないので、大当り1回あたりの強さをしっかりと見せつけられれば特に問題は無いだろう。ファン満足度も92点と高く、しっかりとファンが求める、またはそれ以上のスペックに仕上げたと言っていいだろう。一定以上の稼働貢献は間違いなさそうか。

2位「e アズールレーン2 THE ANIMATION 超異次元」(京楽産業.)

総合91点
演出88点・スペック94点・出玉性能97点・ゲーム性85点・ファン満足度90点

■ポジティブ意見

・継続率81%でオール3000発は脳が焼ける
・現行機最強クラスの出玉力で、ツボにハマった時の速度は前作を超えそう
・LT発動=即メインRUSHという分かりやすさが良い(下位RUSHを経由しない)
・異次元アタッカーの爽快感は他では味わえないもの
・アニメ版権になり映像が一新されているのが楽しみ
・カスタム機能が充実している

■ネガティブ意見

・初当り(ATTACK)の30%を通して、さらに50%を通すのは無理ゲー感がすごい
・実質的なRUSH突入確率を考えると、投資がいくらかかるか想像したくない
・「にゃんこ大戦争」のような突破型は、何も起きずに終わる展開が多くて怖い
・この機種の肝である「アタッカー横のポケット」を殺されたら、ただの辛い台になる
・転落式(1/71.7を引く前に1/21.9を引く)なので、即落ちのリスクが常に付きまとう
・安定感は皆無。夕方から一発勝負ならいいが朝から打つのは勇気がいる

▼編集部コメント
RUSH性能は脳が焼けるほど魅力的と評価され、「異次元アタッカー」についても導入前から期待の声を集めている。しかし初当りからRUSHまでは2段階の突破が必要な厳しさと、RUSHも転落式で万人ウケするとはいえず、「ハイリスク・ハイリターンの極致」として期待と恐怖が入り混じった評価となってる。懸念点をみるに大ヒットはやや難しそう感じられるのだが、総合評価は高得点であり、なおかつ京楽の「アズールレーン」版権はここまで滑り知らずで全て中ヒット以上を記録。今作のようなやや厳しさを感じるゲーム性でも変わらずヒットするようなら、もはや信頼のおけるヒットコンテンツといえそうだ。

3位「P【超甘LT】この素晴らしい世界に祝福を!最終クエスト1/49」(豊丸)

総合90点
演出90点・スペック92点・出玉性能85点・ゲーム性87点・ファン満足度96点

■ポジティブ意見

・1/49という圧倒的な遊びやすさ
・仕事帰りや投資が限られている時でも気軽に勝負できそう
・1/49から97%ループに入るルートがあるだけで夢がある
・100%チャレンジ(ST)に突入するのが良い

■ネガティブ意見

・出玉のメインが200発は少なすぎる、LTに入っても増えるスピードが遅そう
・97%ループでも結局数千発で終わる未来が見える
・1/49で当たっても3回に1回しかRUSHに行けないのは精神的にキツい
・チャレンジ失敗を繰り返して結局投資がかさむパターンが怖い
・スペックは良いけどホールの扱いが悪そう
・右打ち中の削りや電チューの拾いが悪いと200発がさらに減る

▼編集部コメント
圧倒的な初当りの軽さによる遊びやすさが支持されている。あまり投資を掛けたくない時や、とりあえず当てて帰りたい時などに重宝しそうだ。しかし、そのぶん獲得出玉は少なめなので、ミドルタイプ以上の出玉に慣れた人からすれば物足りないのは間違いないだろう。魅力的にみえるコンセプトながら、導入してもイマイチ話題にならない【超甘LT】だが、第3弾である今回は「このすば」という人気コンテンツだけに、ファン満足度も高評価で以前までの【超甘LT】機より期待する人も多いのでは。今回も全く話題にならないようであれば、【超甘LT】というコンセプト自体に魅力が無いという可能性もあり、【超甘LT】機の今後を占う機種となるのでは。

4位「PA野生の王国Ⅵ」(ニューギン)

総合88点
演出85点・スペック92点・出玉性能87点・ゲーム性83点・ファン満足度88点

■ポジティブ意見

・LTばかりで荒い台が多い中まったり遊べるスペックは貴重
・ハマり救済の遊タイムがあるだけで遊びやすさが段違い
・演出がごちゃごちゃしていなくて分かりやすそう
・海物語以外で、何も考えずに打てる選択肢として貴重
・高確率(右打ち中)が約1/63なら、ST中の引き戻しにも適度な期待感が持てる

■ネガティブ意見

・導入店舗が少ない、バラエティーに1台入ればいい方かも
・『Ⅵ』と言いつつ前作と何が変わったのかパッと見分からない
・演出の使い回しが多そう
・今の環境だと出玉スピードや一撃性が物足りない
・まったり遊べるのは良いが勝てるビジョンが湧きにくい

▼編集部コメント
ポジティブ意見は「遊タイム付きで安心」、ネガティブ意見は「導入が少なすぎる」という2点に集約されている。今や甘デジでもLTが搭載されてゲーム性が荒い台が多い中、本機は「勝ち負けよりも安心して長く遊びたい」というユーザー向けの「オアシス」枠としての評価が固まりつつある。前作と演出が変わり映えしないという批判もみられるが、ファン満足度は88点と高めであり、シリーズファンからの評価は総じて高いといえよう。ファンからすれば導入店舗数の少なさが懸念点で、さながら砂漠のオアシスのように導入店舗を探し出す難しさが1番の問題となりそうだ。

5位「eうしおととら~神のせSPEC~150ver.」(D-light)

総合72点
演出80点・スペック72点・出玉性能88点・ゲーム性65点・ファン満足度55点

■ポジティブ意見

・RUSH突入=LTで、突破型の面倒なステップがないのが良い
・1/150で7500発フラグがあるのは夢がありすぎる
・右打ち中の30%が3000発以上はライトミドル帯では最強クラス
・ツボにハマった時の爆発力はミドル機を超えそう
・(同時期に出る)399verは怖くて打てないが、150verならワンチャン狙いで触れる
・仕事帰りや短時間勝負で、一発逆転を狙うには丁度いい確率

■ネガティブ意見

・突入率30%の壁が厚すぎる
・初当りの70%がゴミ(RUSHなし、出玉少)なのはキツい
・実質的なRUSH突入確率はミドル機並みに重いのでは
・継続率75%は苦労に見合う連チャン性能なのか疑問、80%欲しかった
・初当りが軽いだけに回らなさそう

▼編集部コメント
RUSH突入率は約30%と低めだが、初当りが軽めな上にツボにハマった時のRUSH性能は十分。主に初当りの軽さから、短時間勝負をしたい層にとって重宝される可能性があるのではないか。しかし、はたから見ると遊びやすさと一撃性を兼ね揃えたとても魅力的なスペックに映るものの、この手のタイプは「e押忍!番長」が大ヒットした以外はあまり人気が出ていない。同タイプで本機より人気がありそうなコンテンツがイマイチ振るわないあたり、本機がヒットするビジョンはやや見えないか。

6位「e地獄少女7500Ver.」(藤商事)

総合38点
演出65点・スペック40点・出玉性能85点・ゲーム性30点・ファン満足度20点

■ポジティブ意見

・当たれば最低7500発は、現行機の中でもトップクラスのインパクトと夢がある
・一発逆転狙いならこれ
・LTやRUSHに入らなくても、初当りでまとまった出玉が確保できる
「Safety Startルート」により、従来のデカへそ機よりもさらに回りムラが減るという期待
・「地獄少女」シリーズ特有の楽曲や世界観などの演出が楽しみ
・きくりが活躍する演出バランスに対する期待

■ネガティブ意見

・スペックが複雑
・「役物ガチ抽選に見せかけたデキレ演出ではないか」という不信感
・実質確率は約1/349
・「BIGスタート」や「Safety Startルート」でも、その手前が絞られれば意味がない
・回らないのに投資スピードだけが速い台になりそう
・「7500個取れるか何もなしか」という一発台

▼編集部コメント
悪い意味で「P貞子」の再来という声が多く、複雑で一発台に近いそのゲーム性はほとんど評価されていない。「牙狼」が評価されながら本機が導入前から全く評価されていないのは、ひとえにその通常時の複雑なゲーム性ゆえか。評価自体は「P貞子」同様、好きな人には深く刺さるという限定的な人気で終わりそうだが、安定したスタートが期待できる新機構「Safety Startルート」がどういった仕様なのか期待する人は多いはず。導入後は台自体の評価より、「BIGスタート」×「Safety Startルート」の快適さについての方が話題になりそうだ。

※「AIレビュー」とは、その機種におけるネット上の評価・コメントを拾い集めて点数化したもの。ポジティブな声が多ければ点数は高くなり、逆にネガティブな声が多ければ低くなる傾向になっています。あくまでも忖度無しのユーザーの声が点数に反映されますから、「点数が高い=ユーザーの評判が良い」「点数が低い=ユーザーの評判が悪い」と思ってください。「演出」「スペック」「出玉性能」「ゲーム性」「ファン満足度」の各5項目100点満点で採点し、最終的に総合点も100点満点で採点しています。

新台情報・AI評価

©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983,
©COAMIX 2007 版権許諾証A05-71W
©Sammy
© Manjuu Co., Ltd., YongShi Co.,Ltd. & Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会
©KYORAKU
©Newgin GO.,Ltd
原作/藤田和日郎「うしおととら」(小学館刊)
©藤田和日郎・小学館/「うしおととら」製作委員会
©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会
©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会

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