
今回のテーマタイトルを「もう一品、いかがでしょうか?」としました。これは、よく飲食店などで見掛ける販促物のひとつです。
例えば、定食やセットを注文して「ああ、何か物足りないな…」と思うことがあります。そんな時にタイトルのような販促物を目にすれば、ついもう一品注文してしまうものです。飲食店に限らず、こうした販促物はさまざまな場所で見かけます。
体制は違いますが、コンビニのレジ横に1個単位の和菓子やチョコレートなどが置かれているのも同じ発想です。ついつい購入してしまう方も多いのではないでしょうか。
では、パチンコ店ではどうでしょうか。上記のような販促物は、あまり見掛けないように思います。その販促物を何気なく眺めていた時、「これはパチンコ店でも通用するのではないか」と感じました。
私はよく1円パチンコの「甘海」シリーズを打つのですが、こうした販促物があっても面白いのではと思います。「甘海」シリーズを例に、どのように構成し、どのような言葉でお客様に訴求すればよいかを考えてみました。
例えば「甘海」シリーズで遊タイムを搭載した機種を打っているお客様に推したいのは、遊タイム非搭載機種(例:「海物語3R3」「沖海5アイマリン」「ファミスタ」など)です。宣伝文句としては「お帰りになる前に、もう1機種いかがですか?」といった感じがよいでしょう。
これらの機種を例に挙げた理由は、どれも遊タイムが非搭載であるためです。遊タイム搭載機であれば、その回数まで追わないといけませんが、非搭載機なら当たらない場合にはいつでも止めることができます。「あと●千円あるから、ちょっと打ってみようか?」と、その販促を見て足を止めてもらえたならば、それはたとえ稼動が無かったとしても大成功であり、効果があった証拠です。
当日や翌日以降の営業案内を宣伝する販促物も必要ですが、退店しようとしているお客様にもう少しだけ打ってもらうことで、翌日以降の来店にも繋がります。パチンコ店の命題は「1玉でも1枚でも多く打っていただく」ことなのですから。
(文:ヨッツマングローブ)