
千葉県パチンコ・パチスロ店協同組合と県内メディア3社で構成される「夢まるふぁんど委員会」は11月7日、千葉県庁前の羽衣公園において、夢まる防犯パトロールカー寄贈式を開催した。今回は鎌ヶ谷市、浦安市、大網白里市の3市に対し、防犯パトロールカーを各1台ずつ寄贈した。
夢まるふぁんど委員会は、同組合と千葉日報社、千葉テレビ放送、ベイエフエムで構成され、県内で幅広い社会貢献活動を行うことを目的に平成17年7月に設立。今年度で20年目を迎えた。委員会では、県内各地域における防犯活動支援を目的とした「ちばふるさと振興サポート事業」の一環として、平成18年から防犯パトロールカー(通称・青パト)の寄贈を継続的に実施している。
すでに県内全市区町村への寄贈は完了しているものの、各自治体からの要望が多いことから事業を継続しており、現在までに計98台が稼働している。
寄贈式では、同委員会メンバーから各市の代表へレプリカキーが手渡された。大網白里市の金坂昌典市長は、「犯罪を防ぐためには、地域ぐるみで犯罪の起きにくい環境をつくることが重要」と述べ、寄贈への謝意を示した。また、来賓として出席した熊谷俊人知事は、長期的な犯罪件数の減少に青パトが寄与している点に触れ、「『自分たちのまちは自分たちで守る』という地域防犯の機運を高める上で、この取り組みは欠かすことができない」と強調した。
レプリカキーを手渡した星山聖達理事長は、「青パトの寄贈が、それぞれの地域における防犯活動の一助となれば」と期待を寄せた。

