大阪府遊技業協同組合（大遊協）は10月28日、大阪市中央区の大阪府庁本館「正庁の間」において、青色防犯パトロール車両贈呈式を開催した。
「青色防犯パトロール車両」（以下、青パト）とは、防犯意識の向上や犯罪被害防止を目的に、認可を受けた府内の市町村が青色回転灯を装備して防犯パトロールを行うもの。特殊詐欺の被害防止啓発や、子どもたちの登下校時の見守り活動、街頭犯罪の未然防止など、地域に根ざした防犯活動に活用されている。
大遊協では2016年度から青パトの寄贈を開始した。10年目を迎えた今回は、大阪府治安対策課を通じて府下5市（守口市、交野市、和泉市、柏原市、泉佐野市）へ各1台を寄贈し、累計寄贈台数は65台となった。
贈呈式には、大遊協から平川容志理事長をはじめ、寄贈先に関係する組合長、野口賀蔵副理事長らが出席。大阪府からは吉村洋文知事、奥平薫危機管理監、大阪府警察本部生活安全部の本間力府民安全対策課長が臨席した。
冒頭のあいさつで平川理事長は、「福祉事業への支援をはじめ、地域に密着した取り組みを行っており、青パトの寄贈も各地域での自主防犯活動の一助となることを期待している」と述べた。
また、ホール事業者として地域コミュニティに根差した大衆娯楽を提供する意義を説明し、さらに大遊協がギャンブル等依存症対策基本法の施行以前の2003年から、20年以上にわたり多面的な依存問題対策に真摯に取り組んできたことを紹介した。
続いて吉村知事は、「安全・安心なまちづくりを推進する中で、青パトは登下校時の見守りや地域の防犯パトロール、特殊詐欺被害防止などに活用させていただく」と謝意を述べた。
また、式典では平川理事長から吉村知事へレプリカキーが手渡され、知事から感謝状が贈られた。
