
神奈川県遊技場協同組合(神奈川県遊協)と神奈川福祉事業協会は10月28日、県庁において、神奈川県が普及を進める「筋電義手バンク」へ150万円の寄付を行い、黒岩祐治知事から感謝状を受けた。
なお、伊坂重憲理事長は出席を予定していたが、トランプ大統領の来日に伴う交通規制の影響で出席できず、その旨を黒岩知事に伝えていたという。
寄贈式には、伊藤岳彦副理事長(兼・同福祉事業協会理事)および佐藤信晶専務理事(兼・同理事)らが出席。県側からは黒岩知事をはじめ関係者が臨席した。
伊藤副理事長は、2022年の筋電義手バンク発足以来、今回が4回目の寄付となることに感謝の意を表し、「子どもたちがやりたいことを少しでも多く実現できるように、また必要とする方が安価に日常生活を送れるようになることを願っている。今後も支援の輪がさらに広がるよう、継続的に協力していきたい」と述べた。
これに対し黒岩知事は、「筋電義手はテクノロジーの結晶であり、必要とする子どもたちの成長に合わせて高額な費用がかかるため、さまざまなサイズを揃える目的で筋電義手バンクを設立しした。こうして継続的なご寄付をいただけることは大変ありがたく、寄付金は有効に活用させていただく」と謝意を述べた。
神奈川県では令和4年度に「筋電義手バンク」を設置し、寄付金を活用した支援の仕組みを整備。神奈川県遊協は継続的な協力を通じて、県民や企業に対する社会貢献活動の輪を広げる一助となることを目指している。